何もしていなくてもクルマは劣化する! 「最近なんだか愛車の燃費が悪い……」と思った時に気にして欲しいポイント4つ

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新車で購入したとき、または中古で購入したてのときと比べて数年が経過したクルマの燃費が悪くなったと感じている人もいるのではないだろうか。そんなときにぜひチェックしてもらいたい項目を紹介したい。

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  1. エンジンのオイルは走行距離5000kmごともしくは6ヶ月ごとに1回の交換
  2. タイヤの空気圧は1ヶ月に1回の点検を心がけたい
  3. 一般的なタイプのスパークプラグは走行距離1〜2万kmを目安に交換したい
  4. O2センサーは走行距離が増えれば必然的に性能が落ちるもの

エンジンのオイルは走行距離5000kmごともしくは6ヶ月ごとに1回の交換

エンジンオイルは、エンジン内部を円滑に動かすために重要な役割を担っている。エンジンの燃焼で発生するススやホコリ、泥土などが劣化の原因になるため、 走行していてもしていなくても汚れてしまうのだ。劣化している状態のエンジンオイルを使用していると結果的に燃費が悪くなる可能性がある。

エンジンオイルは適宜汚れを確認するなどして適切に交換したい。エンジンオイルの交換目安は走行距離5000kmごともしくは6ヶ月ごとに1回となっている。

タイヤの空気圧は1ヶ月に1回の点検を心がけたい

タイヤの空気圧が低いと、大袈裟に言えばタイヤが潰れた状態になるため道路に接する面積が広くなる。そうなると摩擦抵抗が大きくなってしまい、燃費が悪くなってしまう。

またタイヤの性質上、空気は少しずつ漏れている。乗用車用タイヤは約1ヶ月で5%程度低下するとも言われており、定期的なタイヤの空気圧の管理は欠かせない。

タイヤの最適な空気圧は車種ごとに決められており、車両指定空気圧は運転ドアの開口部などに記載されていることが多い。ガソリンスタンドにはエアゲージが用意されていることも多いため、1ヶ月に1度を目安にタイヤの空気圧点検を行いたい。

一般的なタイプのスパークプラグは走行距離1〜2万kmを目安に交換したい

スパークフラグはガソリンを燃焼させてエンジンを動かすために欠かせないパーツ。エンジン内でガソリンと空気が混ざった混合気に点火するのだが、この点火によって爆発を起こし、エンジンは回転する仕組みとなっている。

スパークプラグはエンジン内で点火の作業を1分間に何千回も行っているため、負荷がかかってしまうのだ。そんなスパークフラグが劣化してしまうと、加速や燃費に大きな影響を及ぼす。最悪の場合には、エンジンがかからなくなってしまう可能性もある。

一般的なスパークプラグの場合、おおよそ1〜2万kmを目安に交換、高寿命タイプの場合だと約10万kmを目安に交換が必要となる。

これらはおおよその目安ではあるが、使用状況などでも変化するため、スパークフラグの不具合が感じられた場合やスパークフラグを長い間交換していないという場合には、一度専門店やディーラーなどでスパークフラグの状態をチェックしてもらってほしい。

O2センサーは走行距離が増えれば必然的に性能が落ちるもの

O2センサーとは、排気ガスの酸素濃度を測るセンサーのことでエンジンの燃焼状態を判断する役割を担っている。そんなO2センサーが故障してしまうと、エンジン警告灯が点灯するため異常が分かりやすいのが特徴だ。

O2センサーの交換時期は新車購入から最大10年もしくは走行距離最大10万kmが目安となる。

チェックランプが点灯するといった明らかな症状が出なくても、走行距離が増えれば必然的にO2センサーの性能が低下する。O2センサーに不具合がみられる場合には、早めにディーラーなどで確認してみて欲しい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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