漢字&日本メーカー大好き! アメリカの日本車系カーマニアが着ているTシャツは「中毒者」!?
- 筆者: 加藤 久美子
- カメラマン:加藤 博人
近年、アメリカは空前の「日本車旧車ブーム」が巻き起こっている。いや、正確に言うと旧車だけではなく、新車も日本車がスゴイ人気だ。フォードFシリーズやダッジ・ラムなどのピックアップトラックを除くセダン+SUVの乗用車カテゴリーでは、1位から8位まですべて日本車が占めている。そんな中で、子供のころから日本車と日本ブランドが当たり前に身近にあったアメリカのカーマニアたちはどのような趣味嗜好を示すのだろうか。今回はアメリカのカーマニア事情にも精通する自動車ライター 加藤 久美子さんが、現地での最新情報をお届けする!
新車のみならず旧車も…日本車を愛でる文化が定着したアメリカのカーマニア事情
SUVの本場、アメリカにおける新車販売の1位はトヨタ RAV4、2位.ホンダ CR-V、3位.日産 ローグ(日本名:エクストレイル)、4位.トヨタ カムリ、5位.トヨタ カローラ、6位ホンダ シビック。上位の1位から3位まではSUVが独占する。
新車も旧車も、アメリカで日本車は非常に高い人気を誇っている。トヨタ、ホンダの人気は80-90年代から続くものだが、近年はマツダとスバルの人気が急上昇している。2021年のコンシューマーレポートで自動車ブランド1位に選出されたマツダはCX-5やCX-30が特に人気だ。
ちなみに新車と旧車では同じ日本車でも好む層が異なると思われそうだが、アメリカの若者たちにとって「子どもの頃、家のクルマが日本車だった」という20-30代も少なくない。幼い頃から慣れ親しんできたブランドに信頼と親しみを覚えて惹かれるのは自然な流れと言えるだろう。
ということで今回は、昨今の(とくに2014年頃から)日本車旧車ブームで急増中の日本車「オタク」たちがどんなTシャツを着ているのかを調べてみた。
2021年10月末に筆者が訪れた「JCCS(日本旧車集会)」の会場で見つけた熱狂的日本車オタクが着ていたTシャツを何点か紹介してみよう!
「JCCS(日本旧車集会)」の会場で見つけた熱狂的日本車オタクが着ていたTシャツコレクション!
JCCS(日本旧車集会)とはJAPANESE CLASSIC CAR SHOWのことで、今年10月の開催で16回目を迎えた。昨年はコロナでオンライン開催となったため、今年初めて会場で取材することができた。
例年、ロングビーチで開催されてきたが、今年は大谷翔平選手が所属するエンジェルスのホーム「エンジェルスタジアム」での開催となった。出展台数は約500台、そして来場者はなんと1万人超!入場には長い列ができていた。
まずは会場で見かけたTシャツコレクションの一部をご紹介しよう。
2021年のキーワードは「NSX」と「Z」! JCCS(日本車旧車集会)の公式Tシャツに注目
JCCSも第1回開催から公式Tシャツを販売している。基本は毎年作成されるポスターをベースにしたデザインとなるそうだが、採用される車種はどのように決まっているのだろうか?
JCCS主催者のテリー&コウジ山口さんに聞いてみた。
「ポスターのデザインは毎年、テーマを決めてそれに沿った車両を選んでいきます。今年はすでに早い時点でリュウ・アサダさん(今年3月に逝去した世界的ミニカーデザイナー)のNSXと、去年お亡くなりになってしまった全米Zコミュニティにおいてかけがえのない存在であった240Zオーナー、ジョニーさん(片山豊氏の元秘書でもある高齢女性)へのトリビュートが決定していたので、それに合わせて周りの車両も決めました。」
「2019年はRX-7が記念年でその前はハコスカが50周年だったのでボディに50を入れました。
何かしら毎年記念を迎えるクルマがあるのでそれらを優先して決めていきます。
イベント公式の記念Tシャツは開催当時の2005年から毎年必ずポスターイメージを基準にしたものを作っています。色や配置など微妙に変わる場合もありますが基本はポスターを反映しています」
シートやホイール、車高調など、日本パーツの人気も高い!
アメリカの日本車オタクたちが着ているTシャツはやはり、クルマそのものをモチーフにしたデザインが多かったが、シートやホイール、車高調など日本のパーツブランドも人気だった。
中には日本でしか販売されていないTシャツをわざわざ日本の友人に頼んで購入したという日本車オタクもいた。日本旧車の人気はまだまだ続きそうである。
[筆者:加藤 久美子(自動車ライター)/撮影:加藤 博人]
記事で紹介した商品を購入した場合、売上の一部が株式会社MOTAに還元されることがあります。
商品価格に変動がある場合、または登録ミスなどの理由により情報が異なる場合があります。最新の価格や商品詳細などについては、各ECサイトや販売店、メーカーサイトなどでご確認ください。 p>
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。