ヴェゼルやヤリスクロス、ロッキー&ライズなど2WDモデルを選ぶユーザーがほとんど! 2WDを選ぶメリットはコストパフォーマンスの良さだった

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かつては「SUVといえば四駆」と思えるほど、悪路をガンガン走るクルマのイメージが強かったが、現在では都市型のおしゃれなSUVも増えてきている。こうしたモデルに共通するのは2WDがラインアップされていることだ。

悪路を走るわけではないけれど、人や荷物を快適に運べる室内空間やスタイリッシュなデザインが若い人にもウケ、都市型SUVに人気が集まっている。今回は2WDのSUVを選ぶメリットとデメリットを考えてみよう。

目次[開く][閉じる]
  1. 2WDを選ぶメリットは車重、価格、燃費、選択肢の4つだ
  2. 雪道や未舗装路を走る機会が多い場合はおすすめできない
  3. 街乗りメインのドライブなら2WDの選択肢は十分アリだ!

2WDを選ぶメリットは車重、価格、燃費、選択肢の4つだ

ホンダ ヴェゼル、トヨタ ヤリスクロス、ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズなど人気のコンパクトSUVを中心に、2WDが設定されている。

4WDではなく、あえて2WDを選ぶメリットとしては、車重、価格、燃費、選択肢の4点だろう。一つずつ詳しく見ていこう。

車重は体格の良い成人男性一人分くらいの差がある

まずは車重だ。車種にはよるが、2WDと4WDでは駆動系パーツの部品点数が変わるため、100kg以上軽くなることもある。クルマは車重が軽いほど運動性能が高まるうえ、後述するが低燃費も実現する。

例を挙げると、トヨタ ヤリスクロスでは2WDと4WDで80kg異なる。1トンを超えるクルマの重量から考えると微々たるものに感じられるかもしれないが、体格の良い成人男性1人分が追加で乗っていると考えると、燃費や運動性能にも違いがでそうだ。

ダイハツ ロッキーは26万200円の差!

二つ目は価格だ。車種によって価格差は異なるものの、先述した通り部品点数が少ないということはそれだけ原価も変わるため、4WDに比べて2WDの方が価格が安くなる傾向にある。

例えばダイハツ ロッキーのプレミアムGは2WDなら205万8000円、4WDだと231万8200円と26万200円の開きがある。

燃費はヴェゼルなら2.8km/Lの差があるが実燃費はさらに差が広がる可能性も

そして燃費。4WDは悪路走破性に優れてはいるものの、4輪を全て駆動させるためにロスが大きい。そのため燃費が悪くなる傾向にある。

例えばホンダ ヴェゼルのe:HEV ZならWLTCモードで2WDが24.8km/L、4WDなら22.0km/Lとなる。実燃費で考えると誤差の範囲とも言い切れないだろう。

とくにコンパクトSUVは車種が増えている

最後に選択肢だ。最近ではコンパクトSUVからミドルサイズSUVまで2WDをラインアップするモデルが増えている。ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズなどコンパクトSUVは車内空間を広げたり、燃費向上のために2WDを積極的に採用する傾向にもある。生活スタイルに合わせて選択できる点も魅力的だ。

雪道や未舗装路を走る機会が多い場合はおすすめできない

一方、デメリットとしてはどんな点が挙げられるのだろうか。

まずはSUVとはいえ、悪路走破性は4WDに比べると低いということ。未舗装路や雪道を走る機会が多い人には2WDはおすすめできない。

また、走行安定性の面でも4WDには劣る。アウトドア趣味があり、未舗装路を走る機会が多い人には4WDが安心だ。

4WDモデルは最近のアウトドアブームもあり、人気モデルが多い。そのため、買取価格が4WDに比べると安口なってしまうこともある。

しかし、2WDのSUVも増えてきていることから、こうした傾向は徐々に少なくなっていくだろう。売却時のことを考えて選ぶなら、人気の車種、グレード、ボディカラーやオプションなどをチェックした上で購入したい。

街乗りメインのドライブなら2WDの選択肢は十分アリだ!

以上の点を踏まえて、街乗りをメインで考えるなら2WDのSUVは十分選択肢に入る。

最近ではクーペ風のスタイリングや個性的なフロントデザイン、上質な内装空間などメーカー各社がライバル車種に負けじと続々SUVを投入している時期でもあり、よりどりみどりだ。ぜひお気に入りの一台を見つけてみてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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