ホンダ インサイト 新旧比較 | 進化した“上質ハイブリッドセダン”の美点とは(4/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正・ホンダ
ホンダ インサイト | 安全装備比較
先代型には緊急自動ブレーキが採用されていないが、新型は運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装着した。歩行者も検知して、緊急自動ブレーキを作動させる。EXには後方の並走車両を検知して知らせる機能も備わる。新型では安全装備が大幅に進化した。
・進化度数:10点(超絶的に進化した)
ホンダ インサイト | 燃費性能比較
1.3リッターエンジンを搭載した先代型のJC08モード燃費は、発売された時が26km/Lで、その後に27.2km/Lへ向上した。
一方、新型のJC08モード燃費は、買い得グレードのEXが31.4km/L、価格の安いLXは34.2km/Lに達する。新型は駆動用モーターと発電機を別個に備えることで、効率が高まり、重いボディで動力性能を向上させながら燃料消費量は減らしている。
・進化度数:7点(大幅に進化した)
ホンダ インサイト | グレード構成と価格設定比較
先代インサイトの価格は、後期型で最も安い1.3リッターのGが193万円、1.5リッターのエクスクルーシブXLが225万円だった。
一方、新型は価格が最も安いLXが326万1600円、安全装備などを上級化したEXが349万9200円だ。
新型は3ナンバーサイズにボディを拡大して、ハイブリッドシステムも高機能だから、動力性能と燃費性能の両方が優れている。緊急自動ブレーキが採用されて、内外装も上質だ。
しかしそれでも価格の割安感では、先代型が優れていた。
・進化度数:1点(もう少し頑張りましょう)
ホンダ インサイト | 旧型と比べて分かった新型の総合評価
先代型インサイトが発売された時は、価格が最も安いハイブリッド車を目指していた。
しかし今では、フィットやシャトルのハイブリッドが用意されている。そこでインサイトは上級化して、実質的に「シビックハイブリッド」となった。
従って、新型を先代モデルと比べると、ボディが拡大して、走行性能、乗り心地、居住性、内外装の質感、燃費、安全装備など、機能を幅広く向上させている。先代型に比べると、明らかに進化した。その代わり価格も高い。先代型と新型は、全く違うクルマになっている。
・進化度数:6点(順当に進化した)
[筆者:渡辺 陽一郎 / 撮影:茂呂幸正・ホンダ]
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