ホンダ車で販売2位の実力、人気のフリードに死角はないのか!? 最大の弱点はハイブリッドシステムにあり

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ホンダのコンパクトミニバン「フリード」の売れ行きが好調だ。2016年9月のデビューから丸5年が経過しているが、2021年8月度の販売ランキングで並みいるニューモデルに交じって8位にランクイン。月間5200台を販売している。ちなみにこの台数はホンダの乗用車の中においても、軽の「N-BOX」に次ぐ堂々の2位という実力なのだ。

そんなロングセラーのフリードだが、安定した人気の中で死角はないのだろうか。デビュー6年目に突入し、そろそろフルモデルチェンジの噂も聞こえてきた中、次期モデルに期待したい点などを含めまとめてみた。

目次[開く][閉じる]
  1. ちょうどいいサイズなのに“ステップワゴンいらず”な室内の広さが凄い!
  2. 実燃費はフリードの唯一にして最大の弱点! 次期型はシエンタを超える低燃費に期待大
  3. クロスオーバーモデル「フリード クロスター」にはもっとガンガン攻めて欲しい!

ちょうどいいサイズなのに“ステップワゴンいらず”な室内の広さが凄い!

コンパクトミニバン「ホンダ フリード」のボディサイズは、全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm(FFモデル)。兄貴分のMクラスミニバン「ステップワゴン」が全長4690mm×全幅1695mm×全高1840mm(FFモデル・標準モデル)だから、感覚的にはふた回りくらい小さいイメージ。込みいった街中でも扱いやすいコンパクトカー並みのサイズ感が魅力である。

しかし写真で見て頂いた通り、特にフロントとセカンドシートの広さは十分に確保され、サードシートについても大人が座るのに問題ない空間を確保した。むしろステップワゴンの広々空間が過剰ではないかと思ってしまうほど、フリードはほど良い空間となっているのだ。

先代フリードがTVCMのキャッチコピーで用いた『ちょうどいい』というフレーズは、まさにフリードの魅力を絶妙に表したパワーワードだと言える。

そんな訳で実際に販売台数においても、ステップワゴンは売れ行きが伸び悩んでいる状況。確かにこの2台を見比べてしまうと「フリードのほうが良い」と感じるユーザーは多いはずだ。

そんな無敵のホンダ フリードだが、弱点はないのだろうか。気になるポイントを2つ挙げてみよう。

実燃費はフリードの唯一にして最大の弱点! 次期型はシエンタを超える低燃費に期待大

ホンダ フリードに搭載されるスポーツハイブリッド「i-DCD」は7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで、軽快なシフトアップ感覚を伴う加速感が魅力だ。カタログ燃費は、ハイブリッド車で20.8km/L、ガソリン車で17.0km/L(ともにFF・WLTCモード燃費)である。

しかしライバルの「トヨタ シエンタ」は、ハイブリッド車で22.8km/L、ガソリン車で17.0km/L(FF・WLTCモード燃費)。ガソリンモデルこそ同等ながら、ハイブリッド化した際の伸び幅がライバルに比べちょっと物足りない印象だ。

2020年にフルモデルチェンジしたコンパクトカー「フィット」では、従来型で用いていたフリードと共通のi-DCDから、2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」に変更。同じFFモデルで、従来型のカタログ燃費34.0km/Lから38.6km/L(※こちらはJC08モード燃費で比較)まで向上させている。

次期フリードもe:HEV化されるはずなので、ライバルのシエンタを超える低燃費に期待したいところだ。

クロスオーバーモデル「フリード クロスター」にはもっとガンガン攻めて欲しい!

ホンダは2019年10月に実施したマイナーチェンジで、フリードシリーズにクロスオーバーSUV風スタイルの「CROSSTAR(クロスター)」を追加した。アウトドア派からも支持を集めるフリードのキャラクターとも親和性が高く、マイナーチェンジモデルの大きな目玉となった。

同じ“クロスター”でも、フィットの場合は大幅なイメージチェンジに成功している

しかし、その後2020年にフルモデルチェンジした新型フィットに追加されたクロスターに比べてしまうと、“SUV感”がちょっと物足りず残念な感じに。フィット クロスターのように、せめてタイヤ回りに樹脂色の黒いフェンダーアーチを備えたりするだけで、だいぶ印象も変わるのだが…。

フリードのマイナーチェンジ当時、ホンダ関係者からその点について伺ったところ「マイナーチェンジでは、新たに投資出来るコストに限界があった」と、悔しさをにじませる正直なコメントをもらっている。

フィットの場合、ワイドフェンダー化により車幅を拡大し3ナンバー車になるほどの違いがあり、5ナンバーサイズのままクロスター化したフリードとは、手の込みようも違う。しかしメーカー関係者に取材すると、量販モデルの車幅をモデル途中で変更するには、許認可などの点で我々素人が思う以上にハードルが高いのだという。これは次期モデルに期待するしかなさそうだ。

なおMOTA編集部では、2022年中かもしくは2023年早々にもフリードがフルモデルチェンジが実施されるのでは、と予想している。ただし当然ながら、2021年9月段階でホンダから新型についてのアナウンスなどはなく、正確な刷新時期も明らかではない。いずれにせよ現行型フリードは、まだまだ現役モデルとして活躍を続ける模様である。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:佐藤 正巳・Honda]

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから10余年、乗り換えに悩むユーザーの目線に立ったコンテンツ作りを常に意識し続けている。2021年春より編集主幹に就任。編集部の最古参として、編集記事のクオリティ管理、後進育成を担当している。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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