ヤリスやノートが人気でもなお、激戦小型車のオススメは“クラス随一の広さと高コスパ”のフィットに軍配(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂 幸正・Honda
コスパの高さはライバルを圧倒! フィットは総合力が高くお買い得度も群を抜く!
豊富に揃うグレード展開、オススメは「HOME(ホーム)」と「e:HEV HOME」
現行型の4代目ホンダ フィットは、全高1500mmクラスのコンパクトカーとしては実用性が最も高い。視界、取りまわし性、乗り心地も含めた居住性、積載性、走行安定性と総合力に優れており、満足度が高い。推奨度の高い買い得車に仕上げた。
グレードは複数を用意するが、機能と価格のバランスを考えると1.3リッターガソリン(ノーマルエンジン)タイプの「HOME(ホーム)」(171万8200円)と、ハイブリッドタイプの「e:HEV HOME」(206万8000円)が最も買い得だ。ノーマルエンジン、e:HEVともに、HOMEが販売の40%以上を占める。
e:HEVは34万9800円高いが、購入時に納める税額は約4万5000円下まわり、実質差額は約30万5000円に縮まる。
ライバルのトヨタ ヤリスと比べるとガソリン、ハイブリッド共に価格帯は近いが、室内や荷室の広さはフィットのほうが圧倒的に勝っている。また日産 ノート(こちらはハイブリッド専用車だ)とe:HEV HOMEで装備面と比べた場合に、かなり割安な設定となっている点も見逃せない。
価格の差は燃費だけでは取り戻せないが、それでもハイブリッドを推奨する理由とは
フィットのハイブリッドe:HEVとガソリン車の価格差は、燃費の違いで取り戻せるのだろうか。
実用燃費をWLTCモード数値と仮定し、レギュラーガソリン価格を145円で計算すると、1km当たりの燃料代はe:HEVのホームが5.0円、ノーマルエンジンのホームは7.2円になる。計算すると、燃料代の節約で実質差額の30万5000円を取り戻せるのは、13~14万kmを走った頃だ。ノーマルエンジンも燃費が優れているので、実質差額を取り戻せる距離は長い。
ただし前述の通りe:HEVは動力性能が高く、加速も滑らかだ。このe:HEVの走りは、フィットのリラックスできる室内空間にも合っている。価格差分の満足度が得られるものとして十分に推奨出来る。
ハイブリッドとガソリンを迷った場合は、2車の運転感覚の違いを試乗ししっかり確認した上で、予算に合ったグレードを判断していただきたい。
[筆者:渡辺 陽一郎/撮影:茂呂 幸正・Honda]
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