ホンダ 新型CR-Vハイブリッド&1.5ターボ 試乗|ニッポンのためのCR-Vが遂に帰って来た!(2/3)

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新型CR-Vハイブリッドの走りはなかなかの好印象、乗り心地も良好

最初に乗った新型CR-Vはハイブリッド。走り出してすぐに好印象を覚える。

やはりi-MMDと2.0リッターの組みわせとなるこのハイブリッドは、相当に満足できる動力性能の高さを感じさせる。そしてもちろん、モーターを持っているからこそのスタート時の素早い力の立ち上がりや、再加速時のレスポンスなど、実に気持ち良い感覚を存分に伝える。最近は欧州勢も48Vのマイルドハイブリッドを続々投入するなどされる状況のため、もはや電動駆動がない通常の内燃機関では発進や再加速でタルさを覚えるほどだが、そうした中にあってもこのハイブリッドは群を抜いて力強く、周りの電動駆動を凌ぐ高評価を与えることができる。

また乗り心地も最近のSUVの中でみて、なかなか良い位置に付けていると評価できる。路面の荒れたところや段差では、少しドンッという衝撃があるが、それ以外では路面にピタリと密着する感覚がある。

一方でハンドリングはとても素直な印象。ドライバーの操作に忠実な反応をしてくれる感覚で、スッキリとした走り味を生み出している。この辺りはやはり新型シビックから採用された新世代プラットフォームの効果だろう。

あとでエンジニアの方に聞いたところ、新型シビックと共通する部分はほとんどなく、このクルマのための専用のプラットフォームなのだと語ってくれた。だから今後はここに、違うデザインや異なるメカを組み合わせた別車種も展開するのかも? とも思えた。

それはさておき、ハイブリッドの走りは好印象なものだった。

新型CR-Vの1.5ターボはプレーンな魅力、素直なハンドリングが美点

その後、新型CR-Vの1.5ターボに乗ると、基本的な印象は大きくは変わらない。が、やはり車両重量が軽くなると、走りにおいてボディの動きに落ち着きのなさがやや散見されたのだった。同じ場所を走っても、ハイブリッドにはないヒョコヒョコした感じはある。これはFFでも4WDでも多少の差こそあれ、基本的には同じように感じる乗り心地だった。

もっともハンドリングは軽い分、さらに素直な印象を与えてくれた。ひとこと、「素直」と表現するのが相応しいもので、毎日乗って飽きのこない過剰さのない走りだった。もっともアクセルを多く開けると、CVTによってエンジンが盛大に唸りを上げてしまうのは残念ではあったが。

そして1.5ターボの動力性能も個人的にはさしたる不満は感じなかった。クルマの性格的にもガンガン走らせるタイプじゃないから、これで十分といえる動力性能だ。

が、4WDで7人乗りで、という仕様を選んで、実際にたくさん人が乗るとツラいのは間違いないだろう。もっともそのためにハイブリッドがあるわけで、動力性能を求めるならこちらで決まりといえる。

こうして新型CR-Vの走りに関しては、いずれもとてもプレーンな感覚を得た。そして中でもハイブリッドモデルが魅力的に感じたのだった。荷室などの広さに関しても申し分ないし、アレンジも相変わらずの簡単操作が嬉しい。さらにリアシート下の燃料タンクも薄型設計なため、足元がフラットで広々している。ガソリン・3列シートの7人乗り仕様も、2列目のスライド量が多いなど、使い勝手は良好そうだ。とはいえ・・・。

新型CR-Vは飽きの来ない優れた道具、しかし印象はとても薄い

今こうして原稿を書いていると、新型CR-Vはなんとも印象が薄いのが気になるところ。スタリングも悪くなかったし、走りも大きな不満はなかったけれど、どこかキャラクターがあっさりし過ぎているようにも感じた。もっともこの辺りがアメリカなどでも人気の理由で、ようは現代のブレッド&バターカーということだろう。先に毎日乗って飽きのこない過剰さのない走り…と図らずも記したが、それが走りだけでなく見た目等にも共通する印象だなと思えたのだった。

もちろん、「クルマは道具」と割り切って、無闇に濃いキャラじゃない方が好きという方もたくさんいるわけで、その意味で新型CR-Vは「優れた道具」といえるだろう。

しかしながら気になるのは、周りのライバルSUVモデルと比べた時のキャラクターだ。

例えばスバル フォレスターは、独特の世界観といい意味での泥臭さようなものがあり、確固たるニーズがある。またマツダ CX−5は、ディーゼルという武器とデザインの良さでこれまた独自の世界観を持っているといえる。

そうしたライバルと比べた時に、新型CR-Vは必然的にキャラクターの薄さを感じてしまう。もっともその出しゃばらない感じがまた魅力なのかもしれないが…。

>>ライバルSUVは「スバルフォレスター」や「マツダCX-5」、そして大本命は「トヨタ ハリアー」だった[次ページ]

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河口 まなぶ
筆者河口 まなぶ

1970年生まれ。大学卒業後、出版社のアルバイトをしたのちフリーランスの自動ライターとなる。1997年に日本自動車ジャーナリスト協会会員となり、自動車専門誌への寄稿が増え、プレイステーション「グランツーリスモ」の解説も担当。現在、自動車雑誌を中心に一般誌やwebで自動車ジャーナリストとして活躍。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集主幹)

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