ホンダ アコード&アコードツアラー 試乗レポート(1/4)

ホンダ アコード&アコードツアラー 試乗レポート
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すべてに気合が入った8代目デビュー

フロントスタイリング

今日のセダン市場は「高額・高級」と「実用・経済的」という二つの商品に二極化しつつある。

8代目となる新型アコードの狙いは、国産ライバルはもとより輸入車とも本格的に肩を並べるこだわりの造りを持った高級志向。特にステーションワゴンは大きく変わり、名称もアコード・ツアラーに変更された。

さて、アコードの歴史は古い。人とクルマの調和をテーマに初代が登場したのは1976年。当時はハッチバックから先にリリースされ、続いてセダンが登場した。この頃のアコードのイメージは、スポーティで利便性の高いハッチバックだった。

ワゴンタイプは1985年に投入された、なんちゃってワゴンともいえるエアロデッキが始まり。したがって本格的なワゴンが登場したのはセダンが4代目モデルとなった1989年からで、米国製アコードワゴンを輸入するかたちで導入されたのだ。カリフォルニアをイメージさせるデザインに輸入車というプレミアム感を持たせたストラテジーが功を奏し、以後アコードワゴンは爆発的な人気を博した。

つまり、今回セダンはもとよりワゴンは名称変更するほどに力が入っている。ちなみに、今モデルでワゴンとしては5代目となる。

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松田 秀士
筆者松田 秀士

1954年高知県生まれ。僧侶の資格を持ち、サラリーマン、芸能人の付き人を経て、28歳でレースデビュー。92年には、デイトナ24時間&ル・マン24時間レースに出場。94年、インディ500マイルレースに日本人2人目のドライバーとして初参戦。2年目の95年には完走を果たし、翌年、当時日本人最高位完走という成績を残した。同じ頃から東京中日スポーツ新聞等で自動車評論活動を開始。現在も執筆活動の傍ら、レーシングドライバーとしても活躍中。記事一覧を見る

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