オーテック コンパクト シリーズ 3台比較(2/4)

オーテック コンパクト シリーズ 3台比較
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ヤマハ製パフォーマンスダンパーも備わるキューブ・ライダー

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まずは外観だが、フロントグリルから大きく異なる。カタロググレードはブラックの一般的なデザインで、中央に日産のエンブレムが付く。

一方、ライダーでは、横方向にバーを通した。フロントバンパーも、開口部がワイドに見える。もともとキューブのフロントマスクは上下寸法が大きいが、ライダーではさらに迫力を増した。

ボディの側面には、サイドシルプロテクターを装着。リアバンパーも専用タイプとされ、オーテックジャパン専用のオプションパーツとしては、ルーフスポイラーの装着も可能だ。16インチの高輝アルミホイールもセットされ、ボディの全方向がドレスアップされる。

このほか、HKS製のスポーツマフラーがハイパフォーマンススペックでは標準装着、ノーマルタイプのライダーではオプションで選択できる。

「ハイパフォーマンススペック」としての機能にも注目。筆頭はボディチューンだろう。フロントサスペンションのメンバーステー、ボディ中央のトンネルステーによって剛性を向上した。ボディの後部には、ヤマハ製のパフォーマンスダンパーも備わる。

もちろん、サスペンションも専用にチューニングされ、10mmのローダウンも施される。タイヤは195/55R16のサイズは共通ながら、専用タイプになるダンロップのル・マンLM703を履く。電動パワーステアリングの設定まで最適化する念の入れ方だ。

エンジンにも注目。制御を行うコンピューターとカムの仕様を変更し、最高出力は7馬力高い116馬力、最大トルクは0.8kgf-mアップして15.9kgf-mになる。最高出力の発生回転数はベースのエンジンと共通の6000回転だが、最大トルクは4400回転から3600回転へと引き下げた。実用回転域の駆動力が大幅に高められ、市街地走行も力強い。

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ラグジュアリーな雰囲気が漂うマーチ・ボレロ

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ベースグレードは、アイドリングストップなどを備えた買い得な12Xだ。マーチ・ボレロのフロントグリルはメッキパーツで縁取りされたメッシュのグリルに変更。フロントバンパーにも高輝モールが付く。光沢のある専用アルミホイールも標準装着とした。外観全体に、ラグジュアリーな雰囲気が漂う。

ベース車のマーチは、どちらかといえば可愛らしい印象だが、ボレロになると、大人っぽい雰囲気。マーチの外観に馴染みにくいユーザーは、ボレロをチェックすると良いだろう。

メカニズムについては、同じオーテックジャパンの手掛けたキューブ・ライダー・ハイパフォーマンススペック、あるいはジューク・アーバンセレクションなどと異なり、特に手は入っていない。12Xと同じ運転感覚になる。

動力性能はコンパクトカーの平均レベルだが、アイドリングストップが効果的に働き、燃費の節約効果が高い。10・15モード燃費は26km/lに達する。大人っぽい雰囲気のコンパクトカーながら、燃費性能も高水準だ。この組み合わせも、マーチ・ボレロの持ち味だろう。

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15mmのローダウンはこんなにも違う!?ジューク・アーバンセレクション

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ジュークのアーバンセレクションは、オーテックジャパンが開発を手掛けた特別仕様車。ベースグレードは15RSと上級の15RXになる。試乗車は15RXだ。全高はローダウンサスペンションの採用で1550mmに抑えたから、前述のように立体駐車場の利用も可能になっている。

ベースグレードではメーカーオプションとして設定される、17インチタイヤ&アルミホイールも標準装着。標準仕様に対して1インチの拡大を図った。専用開発されたサスペンションにより、走りのバランスも優れている。

ローダウン化に伴って最低地上高は15mm下がったが、155mmを確保するから、街中での使用であれば不都合は生じない。

外観を見ると、わずか15mmの違いながら、けっこう見栄えが異なる。ベース車の15RXに比べて低く構えた印象が強まり、なかなかカッコイイ。SUVらしさは薄れたが、もともと野生味を狙ったクルマではないから、不満は生じない。

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総評

オーテック コンパクトシリーズ

外観を見ると、それぞれドレスアップの仕方が違っていて興味深い。

キューブは典型的なエアロ仕様。角張ったルーフの高いボディにエアロパーツを装着したことで、コンパクトカーでありながら存在感が強い。目立ち度を重視するユーザーにも推奨できる。

マーチはボレロにアレンジされたことで、可愛らしい外観を落ち着いた雰囲気に一変させている。大人の女性はもちろん、中高年齢層の夫婦が使っても似合うと思う。マーチの外観が女の子っぽいと感じるなら、ボレロを検討すると良いだろう。

ジュークはローダウンサスペンションを装着したことが特徴。わずか15mmの違いながら、低く構えた印象を受ける。SUVというより、スポーティな5ドアハッチバック。本稿を執筆している私を含めたオジサン世代は、運転感覚が上質だった往年のパルサーを思い出す。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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