トヨタ×レクサス ハイブリッドカー 徹底比較(1/4)
- 筆者： 岡本 幸一郎
- カメラマン：茂呂幸正
トヨタの一連のリコール問題もようやく落ち着いてきたところだが、今回は話題の渦中にあった、プリウス、SAI、HSという3モデルを比較。
THSを搭載するトヨタ＆レクサスのハイブリッド専用車である3モデルを、現状で最後発となるSAIを主役に、プリウスやHSとのキャラクターの違いやコストパフォーマンスなどを比較したいと思う。
SAIは、2009年10月に発表され、12月に発売。HSのトヨタ版といえるモデルで、プリウスと同じくトヨタの全ディーラーで扱われる。
HSは、2009年7月にレクサスよりデビュー。レクサスブランドのエントリーモデルであり、SAIとの共通点も多く、両車がどのように違いがあるのか気になるところだ。なお、両車ともパワートレインは、アトキンソンサイクルを採用した2.4リッター2AZ-FXE型エンジン＋2JM型モーターで構成されるTHS-IIのハイブリッドシステムを搭載する。
3代目プリウスは09年5月に登場。エンジンは排気量を1.8リッターに拡大された2ZR-FXE型エンジン＋3JM型モーターによるTHS-IIを搭載する。
それぞれのカタログモデルの価格帯は、プリウスが205万円～327万円、SAIが338万円～426万円、HSが395万円～535万円となっており、微妙にオーバーラップしている。
なお、今回の撮影車両は、プリウスがGグレード（車両価格245万円）、SAIがGグレード（車両価格380万円）、HSがバージョンI（車両価格453万円）となっている。
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