アウトドア派にも大人気の「ハイエース」、でも中古で狙うならライバル「NV350キャラバン」のほうが断然お得! 同年式で50万円違う場合も…
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:島村 栄二・和田 清志・土屋 勇人・NISSAN・TOYOTA
商用バン「トヨタ ハイエース」は、アウトドアレジャーやキャンプ、車中泊を楽しむ個人ユーザーにも大人気だ。新車はちょっと手が出ないからと中古車のハイエースを探す人も多いかもしれない。しかし中古で狙うなら、断然お得な選択肢となるのがライバル車「日産 NV350キャラバン」だ。実力は同等ながら、ハイエース人気に押され中古車相場は安めの傾向にある。浮いた予算でもっとアウトドアを楽しもう!
「日産 NV350キャラバン」はライバルのハイエースを明確に意識し2012年デビュー
日産の商用バン「NV350キャラバン」は、2012年に登場した日産 キャラバンシリーズ5世代目のモデルだ。ライバルの「トヨタ ハイエース」は2004年登場だからグンと新しい。
当然のこと、開発は現行型ハイエースをターゲットに行われ、ハイエースを超える荷室空間や、ハイエースを超える性能を狙っている。結果的にシルエットもハイエースに似通ったフォルムだが、ボディデザインには力強さを与え、プレーンな印象のハイエースとはイメージを変えている。
2017年にはマイナーチェンジを実施。Vモーションフロントグリルを大型化しデザイン上の特徴を強調したほか、先進運転支援機能も進化させている。
現在ハイエース対NV350キャラバンの市場シェアは、およそ6:4といったイメージ。日産も善戦しているものの、ハイエースの牙城を崩すまでには至っていないようだ。
ハイエースとNV350キャラバン、3年落ちの中古車相場で50万円もの差が出るケースも
中古車相場を見てみよう。中古車情報サイトで3年落ちの2018年モデルを調べてみると、トヨタ ハイエースバンは193台、日産 NV350キャラバンは70台がそれぞれヒットする。
ハイエースのボリュームゾーンは、250万円から350万円の価格帯(106台)。
これに対しNV350キャラバンのボリュームゾーンは、200万円から300万円の価格帯(36台)と、明らかに安い。ざっくり言って50万円もの差になっているのだ。
(2021年10月8日現在「MOTA中古車検索」調べ)
海外での根強い需要に底支えされ、年式を問わず中古車の人気が高いハイエース
クルマ自体に大きな違いがあるわけではないが、ハイエースの根強い人気は中古車でも同様で、明確に相場の違いが出てしまった。
特にハイエースの場合、国内のみならず海外市場でも人気が高い。走行距離が多く状態も中程度以下の中古車でも、海外輸出向けに需要があるという。そうしたことも中古車相場の底支えをしているようだ。
中古車価格が安い分、浮いた予算でレジャーやカスタマイズをもっと楽しもう!
リセールバリュー(将来の再販価値)という意味ではトヨタ ハイエースはいまだにトップだが、ここはむしろポジティブに捉えたい。
ハイエースやNV350キャラバンを狙う個人ユーザーは、アウトドアレジャーなど明確な用途があるはずだ。もし50万円も予算に差額があるのなら、内外装のカスタムや、車中泊、トランスポーター向けの装備を追加するなど、購入後の予算にも余裕が出来ることになる。むしろNV350キャラバンの中古車を積極的に狙わない手はないだろう。
もし新車での購入を検討している場合でも、年式が新しく走行距離も少ない中古車を狙う手もある。NV350キャラバンの場合、令和3(2021)年式モデルの中古車だけで85台がヒットする。
ハイエースをメインに購入検討しているユーザーも含め、一度NV350キャラバンを比較してみてはどうだろうか。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダトオル/撮影:島村 栄二・和田 清志・土屋 勇人・NISSAN・TOYOTA]
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