ボーイッシュ軽トールワゴン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:堤晋一
100年に一度といわれる不況により、新車販売の低迷が伝えられる中で、2008年度の国内新車販売では、軽自動車が全体の4割を超える人気を見せた。また、車名別ランキングにおいても、ワゴンRやムーヴなど軽トールワゴンが上位を独占した。
これほど軽自動車の人気が高くなっているのは、車両価格もさることながら、優遇税制の恩恵や、有料道路の通行料の安さなど、維持費の安さによるところが大きいことは想像に難くない。
ただし、その前提として、近年の軽自動車の完成度がレベルアップしていることが根底にある。それをとりわけ痛感させるのが、エアロパーツをまといスポーティな装備を施したボーイッシュなモデルだ。ターボエンジンを搭載する上級モデルであれば、概ね車両価格が150万円を上回るほどだが、それでも人気は高い。
また、「ボーイッシュ」とはいいつつも、これらモデルの人気を下支えしているのは、実は男性的な雰囲気を好む女性ユーザーであることも、数を押し上げた要因といえる。
そこで今回は、ワゴンR、ムーヴ、ライフという、スズキ、ダイハツ、ホンダの各社の主力車種のボーイッシュモデルを比較したいと思う。ちなみに、2008年の販売台数は、1位のワゴンRが205354台、2位のムーヴが190364台、ライフは7位で97126台となっている。
2008年9月に発売された4代目現行ワゴンRでは、先代の途中に追加されたスティングレーが好評だったことを受けて、従来の標準モデルの中でスポーティな位置づけのRR系が廃され、スティングレー1本に絞られた。以降、ワゴンR全体で約3割の販売を占めているという。価格はワゴンRスティングレーのTS(2WD)で155万4000円。
ムーヴおよびムーヴカスタムは、2006年10月に4代目にモデルチェンジ。ワンモーションフォルムを採り入れた、軽トールワゴンとして新たな境地を開拓するモデルである。2008年12月のマイナーチェンジにより、内外装のリフレッシュや細部の見直し、新グレードの設定、ターボグレード全車のCVT化などを実施。価格はカスタムRS(2WD)で157万円。
ライフは2008年11月にフルモデルチェンジ。3タイプのデザインテイストをラインアップし、パステルは丸、ディーバは四角、Gは四角と丸を合わせたデザインに差別化。それぞれ前後のランプをはじめ各部を専用のデザインとして個性を演出している。価格はリアスポイラー等の付くスタイリッシュパッケージのターボ(2WD)で155万4000円。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。