【比較】Cクラス・3シリーズ・A4を徹底比較 ~人気のドイツ車プレミアムセダン~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
安全装備が充実した新型メルセデス・ベンツ Cクラスを中心にドイツ車人気セダン3車を比較
「車両価格が400万円以上のセダンでは、ドイツ車の人気が高く日本車は苦戦している」と日本車メーカーの開発者は言う。それは当然の成り行きでもあるだろう。1989年に自動車税制が改訂された後の国産上級セダンは、海外向けの3ナンバー車と共通化された。サイズの拡大にとどまらず、クルマ造りが日本のユーザーから離れたことで売れ行きを落とした。
そして「海外向けに開発された日本車」よりも「海外メーカーが開発した輸入車」の方が魅力的なのは当然で、「ドイツ車の人気が高く日本車は苦戦している」という結果を招いた。
ただし日本で輸入車が好調に売れているわけではない。北米や欧州の場合、20~35%は輸入車で占められ、日本メーカーも海外に工場を持つ。一方、日本に海外メーカーの工場はなく、小型&普通車に占める輸入車の割合は約12%だ。
そして日本国内では、軽自動車の販売比率が約40%に達した。国産セダンが「日本離れ」をした結果でもあり、同時に近年の軽自動車の優秀性も物語る。
以前の輸入車比率は約8%だったから、今が12%なら大幅な拡大ともいえるが、輸入車はいまだに身近な存在ではない。海外メーカーが各ブランドの個性を生かしながら、「日本でさらに売れるクルマ」を開発する余地は十分にある。
この発端になりそうなのが、メルセデス・ベンツ 新型Cクラスだ。先代モデルの特徴は主に内外装や走りの質だったが、新型は衝突回避の支援機能を充実させた。以前からメルセデス・ベンツが備えていた優れた走行安定性と結び付き、「総合的な安全性能」を高めている。
今回はメルセデス・ベンツ Cクラスを中心に、BMW 3シリーズ、アウディ A4も加えて、人気のドイツ車セダン3台を比べてみたい。
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