ヴォクシー・セレナ・ステップワゴンを徹底比較 ~ミドルサイズのミニバンの王道~(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正
2リッタークラスのエンジンを積む背の高いミニバンは、様々な要素をバランスさせて人気を得た
ミニバンが普及を開始してから、早くも20年近くが経過する。以前は「ミニバンブーム」といわれたが、今ではこの言葉は聞かれない。ブームではなく、定番のジャンルとして定着したからだ。
ブームはファッションの流行と同じで見栄えが大切だが、ミニバンは実用性で人気を得た。「自転車を積みたい」と思いながら諦めていた人が、ミニバンの登場で願いがかなえば、もう目移りしない。ミニバンはクルマとして高い機能を備えた普遍的な商品で、もともとブームとは無関係だった。
それでも最初の頃は、いろいろなミニバンが登場した。コンパクトカーに補助席を加えたようなタイプもあったが、今では廃止されている。普及の開始から20年近くを経て、「取り敢えずミニバンを買ってみるか」と考えるユーザーがほとんどいなくなったからだ。
現時点でミニバンを買うユーザーは、「多人数で乗車する」「大きな(あるいは長い)荷物を積む」「車内で就寝する」など、ハッキリした目的を持っている。
そのためにミニバンの売れ方も変わり、車内が狭めな背の低い車種は全般的に売れ行きを落とした。好調に売れるのは、フラットフロア構造を採用し、サードシートでもゆったり座れる全高が1680mm以上のミニバンだ。
特に人気が高い車種は、トヨタ ヴォクシー&ノア/日産 セレナ/ホンダ ステップワゴンになる。すべてに共通するのは、5ナンバーサイズを基本にした背の高いボディを持ち(グレードによっては3ナンバーサイズもあり)、2リッターエンジンを積むこと(ヴォクシー&ノアのハイブリッドは1.8リッター)。居住性/積載性/動力性能/運転のしやすさ/燃費/価格まで、さまざまな要素をバランスさせて売れ行きを伸ばした。このトップ3車を比べよう。
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