フォルクスワーゲン up!vs ホンダ フィット(フィットハイブリッド) どっちが買い!?徹底比較(3/3)

フォルクスワーゲン up!vs ホンダ フィット(フィットハイブリッド) どっちが買い!?徹底比較
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【up! vs フィット(フィットハイブリッド) 装備対決】安全装備充実のup!と快適装備充実のフィット

話を再び4ドア「move up!」とフィットハイブリッドスマートセレクションに戻し、装備の違いをチェックしたい。

up!の特徴は安全装備を充実させたこと。前述のように横滑り防止装置、サイドエアバッグ、シティエマージェンシーブレーキを標準装備。シティエマージェンシーブレーキはドイツ本国ではオプション設定だが、日本仕様は安全性に特徴を持たせるべく標準装備された。

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その代わり、快適装備は割り切っている。

CDオーディオは標準だが、エアコンはマニュアルタイプ。4ドアでもリア側のパワーウィンドウは装備されず、リアサイドウィンドウの後端を外側に張り出させ、換気が行えるにとどまる。

パワーウィンドウのスイッチはドアに装着されるが、右側に付くのは運転席だけ。左側のウィンドウの開閉は手を大きく伸ばさねばならない。インパネの中央にスイッチを付ければ、左右1個ずつでも不都合はないが、up!ではそうなっていない。

この割り切り方は、使い方で評価が変わる。エアコンが装着される今、リアウィンドウを開閉する機会がほとんどないユーザーも多いと思う。左側のパワーウィンドウスイッチがドライバー側に付かないことも同様だ。

一方、フィットはハイブリッドを含めて安全装備が手薄。

ハイブリッドには横滑り防止装置が標準装着されるが、サイド&カーテンエアバッグは185万円のハイブリッドXHと196万円の同RSでないと装着できない。ノーマルエンジン車を含め、横滑り防止装置とサイド&カーテンエアバッグを一緒に選びにくい。

この点は、シティエマージェンシーブレーキまで標準装備するup!との大きな違いになる。ちなみにup!にリアシート中央部のヘッドレストなどは付かないが、乗車定員が4名だから支障はない。

JC08モード燃費は、up!がアイドリングストップを非装着としながら23.1km/Lを達成し、75%のエコカー減税が適用される。フィットハイブリッドスマートセレクションは26.4km/Lで免税(100%減税)。フィット13Gスマートセレクションは21km/Lで50%の減税だ。

【up! vs フィット(フィットハイブリッド) 総合評価】

ホンダ フィットハイブリッド集合画像

以上の点を総合評価すると、「買い得感」という見方をすればフィットが勝る。動力性能、リアシートの居住性、荷室の使い勝手などが幅広く勝るからだ。

一方、軽快な運転感覚、高速域の乗り心地、安全装備などはup!が優秀だ。

従って走りの質を重視するユーザーが、クセの強い5速ASGの作動、やや狭めなリアシートなどを認識した上で選ぶなら、価格に見合う満足感が得られるだろう。

欧州車では、価格が安くなるほど、メーカーのクルマ造りの考え方が赤裸々になる。飾りを捨てた結果、本質が残るわけだ。

up!に乗ると、VWが中/高速域の走行安定性と乗り心地、運転操作に素直に反応する走りを大切にしていることが分かるだろう。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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