クルマでしか味わえない!辺境グルメ旅 VOL.1 「九十九里の里にある、”下北沢”なカレー屋さん」

クルマでしか味わえない!辺境グルメ旅 VOL.1 「九十九里の里にある、”下北沢”なカレー屋さん」
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このうえなくピュアな辺境グルメドライブへ、イザ!

温泉へ、海へ、山へ。ドライブの目的地は人それぞれだけど、それが1軒の、ごく普通の食べ物屋さんだったらどうだろう。 特別に高級なお店ってワケでもない。ただ駅からも遠く、クルマでしか辿り着けないような辺境の地。例えばそこで出される絶品の塩ラーメンを食べたいがために、ただただ片道2時間クルマを走らせるドライブって、とってもピュアな行動じゃないだろうか。

新コーナー「~クルマでしか味わえない!~ 辺境グルメ旅」では、食べることの情熱にかけては誰よりも負けないと自負するグルメブロガーさんたちが、自ら探し当てた辺境の名店の数々をレポートしていきます。まずはお腹を空かせて、バーチャルドライブへGO!

九十九里「インドカリーと本の店 こだまや」

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今回のテーマは「"ドライブがてら食べにいく、クルマで楽しむ辺境グルメ"を探れ」。おお、週末になるとクルマに乗って走り回っては地元千葉の美味い飯屋を探してるわたくしに、ぴったりの企画じゃないですか。ありがとうございますっ! 最初のテーマはフリーとのこと。ならば、大好きな『インドカリーと本の店 こだまや』をご紹介したいと思います。

白い砂浜が弓なりに60キロ以上続く、千葉を代表する海岸線「九十九里浜」から内陸へ数キロ。村の鎮守さまの斜め前にあるごく普通の一軒の民家が『こだまや』サンです。駅からも遠く、かといってサーファーで賑わう浜からもちょっと距離があるから、潮の香りも波の音もない。大きな街道沿いという訳でもない。辺りには、ただ田んぼや小さな集落が集まっているだけの、ハッキリ言って、なーんもないところにあります。田舎です。辺境です。

わたくしがこだまやに初めて訪れたのは夏の頃(すいません、画像はその頃のものを使ってます!季節感なくてすいません)。控えめな看板も夏草に半分埋まってて、初訪問だと全然わからない(笑)。建物自体も、ごく普通の民家です。実際、クルマで来た時には、店の前を一回通り過ぎちゃいましたから。商売を第一に考えたならば、普通は選ばない場所でしょう。つまりもう、完全に趣味でやってるとしか思えないのでした。

さりげなく、店主の趣味が炸裂した店内

[インドカリーと本の店 こだまや]
[インドカリーと本の店 こだまや][インドカリーと本の店 こだまや]

表から想像出来たように、店内も田舎のばあちゃんちへ帰省したようなのどかな畳敷きの店内。自由に読める本の数、およそ5000冊。子供向けの絵本コーナーもあり。窓の外にはやはり子供のための木製遊具があったりして、じつに長閑な景色。のーんびりした空気が流れます。いいなあ。

しかし。そんな和テイスト溢れる「オシャレなカフェ!」・・・を期待したイマドキのカメラ女子あたりの期待を裏切る、書棚の本や飾られたポスターにちょっと驚くはず。サブカル好き店主の趣味炸裂。池上彰も水嶋ヒロも、「謎解きはディナーのあとで」も「もしドラ」も、ましてや柴田トヨも置いてありません。ここは東京・下北沢の書店か!?

店主の児玉 雄大(たけひろ)サンいわく「ホントは古本屋さんをやりたかったのだけど、勇気がなかった」と笑いながらおっしゃる。

東京でサラリーマンとして働いていた児玉さん。子供が成長し、田舎暮らしがしたくなって、でもいっぽうで高円寺や下北沢での活動も継続したくて、クルマを走らせれば東京にもどうにか行けるこの地に落ち着いたそう。

こだまやの本棚にどんな本のラインナップが並んでいるかは、ぜひお店に訪れてみてご確認を。そしてハマったアナタは、2週間までの貸本もやっているそうなので、ぜひ気になる本を借りて、また次回カレーを食べに来るっていうのもアリかと。

煮込み料理なら、イケるかも

[インドカリーと本の店 こだまや]
[インドカリーと本の店 こだまや][インドカリーと本の店 こだまや]]猛獣ブレンド

さて、九十九里の地へやって来て、何のお店をやろうかと思案した時に浮かんだのが、駒沢にある煮込みの名店「かっぱ」。ただただ煮込んだだけ(ではないと思うけど)なのに、なんだかとっても美味い。深い。あとをひく。ふむふむなるほど。多趣味で忙しい店主にはピンとキタ。

ならば、と『ひたすら煮込んで、ただ盛ればいいからカンタンそうに見えた』カレーを、東京時代の職場近くでインド料理を教えていたインド人講師に習った。残念ながらインドのカレーは煮込み料理ではないので、実際にはとってもタイヘンだったと苦笑する。そしてその講師から、入手が難しいスパイスなどを分けてもらいながら、今も引き続き勉強中だとか。

7月のとある日の「こだまやセット」1000円は、ナスとイモのココナッツカレー、ロビア豆のカレー、小松菜のキチュリ(インドのおかゆ)、グリーントマトのチャトニ(チャツネ)、オニオンピクルス、人参のハルワ(デザート)、パパド(豆の粉で作った煎餅)。 いろいろとおっしゃってはいたけれど、児玉さん、かなりのこだわり派なのが素人目にも分かります。

美味しく食べるには、これをみ~んな混ぜる! スパイシーなパパドは細かくして上にかけて、風味と食感を楽しむように。幼い頃、給食のカレーライスを一生懸命混ぜて食べてたら周りに「きたない」と怒られ、以来ちょっとトラウマな身としては、実に禁断のマゼマゼですが、これも本場流。完全に混ぜないで味の変化なんかも楽しんでみると、これが実に旨い! そして、使われているひとつひとつの野菜の風味がどれも豊かなのにも驚かされる。スパイスも多彩で、食べ終わる頃には心地よい汗が出てきました。

本連載にあわせ11月に改めて伺ったところ、この日のメニューはチキンのカレー、大豆のカレー、サブジ(カリフラワーのスパイス蒸し焼き)、インディカ米のライス、パパド。こちらもまた違った味わいで美味しかった! 行く度に発見があります。そんなこと言うと児玉さんは「いやいや、大したことない」と照れ笑いするかもしれないけれど。

うん、満足満足・・・ごちそうさまでした。

[Photo&Report:トクダ トオル(オートックワン編集部)]

今回ドライブした先は・・・

旅のお供は・・・「スバル アウトバック」

◎インドカリーと本の店 こだまや

■アクセス(東京都内から): 首都高速7号線・京葉道路・東金有料道路・東金九十九里有料道路を経由し、九十九里有料道路(波乗り道路)を勝浦方面へ南下。長生インターで下車し、県道84号線 茂原街道を2kmほど西へ進み、「鈴賀神社」交差点を左折しすぐ。 バスの場合、JR外房線 茂原駅東口バスロータリーより小湊鉄道バス「白子車庫行き」で「小泉」バス停より徒歩5分。「鈴賀神社」交差点を右折しすぐ。

■住所:千葉県長生郡長生村驚30

■電話:0475-32-7781

■営業時間:

昼 11時半~15時(ラストオーダー14時半)

夜 予約制(当日15時まで予約可:18時~22時の間で時間指定)

■定休日:月・木 [祝日は営業]

■問い合わせ先:info@kodama8.com /ホームページ: http://www.kodama8.com/

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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