竹岡圭のドライブvol.3 ZERO CROWNで博物館への旅!(2/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
クラウン&DNA dB ES501をチョイス!
さて、お次はクルマのチョイス。ちょっとばかり距離があるところだから、そこそこ足の速いクルマがイイ。そして自動車博物館=歴史ということで、1955年に日本初の純国産乗用車として誕生したトヨタ・クラウンが抜擢されました。とはいうものの、私、歴史は大の苦手。学生時代は「過去は振り返らない主義なんで…」で、ずっと通してきたんですけどネ。
そして最後に、クラウンに似合うタイヤの選択です。クラウンと言えば、日本の高級車をリードする伝統のブランドとして、長い間フラッグシップカーとして君臨してきたブランドカー。そんな伝統の重みを感じつつ、「すべてにおいて原点に立ち返るクルマづくり」にチャレンジするということで「ZERO CROWN」と名づけられた12代目クラウンにピッタリなもの…。そこで、クラウンよりは歴史は浅いものの、今年の2月に発売された、横浜ゴムの「DNA dB ES501」をチョイスすることにしました。
今度のデシベルは98年に発売された初代となる「ASPEC dB」から数えて3代目。ポイントとなる特徴は、 (1)高級乗用車にふさわしいハイレベルな静粛性と、(2)省燃費性能、(3)さらに優れたウエット性能の3本柱です。昔から、長距離乗っていちばん疲れないクルマと言わしめたクラウンに(1)はピッタリだし、遠出するならお財布にも優しい(2)の性能は嬉しい限り。さらに梅雨間近ということもあって(3)の性能はありがたいところ、というわけで、実に今回の企画にピッタリじゃぁないですかっ!
さて、最後の最後のサイズ選択。よくタイヤを交換するというと、サイズアップやインチアップが頭をよぎりがちですが、今回はあえてノーマルサイズを選択。というのも「タイヤが減ってはきたものの、何にしたらいいかわからないから、とりあえず同じ銘柄を大型量販店に買いにいったんだけど、なんか今までのとパターンが違うんだよね…」というお友達がいたから。
そうなんです。OEタイヤと市販のタイヤって、同じ名前でもパターンや中味(ゴムの配合など)が違ったりするんですよね。というわけで、今回は215/60R16のノーマルサイズで行くことにしました。