竹岡圭のドライブvol.3 ZERO CROWNで博物館への旅!(3/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳
いったいこれって総額おいくら?
トロトロ速度の都内を抜けて、いざ関越道へ。今回のクラウンは2.5Lのロイヤルということもあり、乗り心地は3Lのアスリートと比較するとマイルド。とはいっても、12代目クラウンは、静から躍動への変革と言われているように、重厚にドッシリ構えたこれまでのクラウンとは違い、気品溢れる感性に訴えかける走りを前面に押し出しているので、氷の上を滑るかのようなフラットな乗り心地ではなく、きちんと手ごたえを感じられるタイプに仕上がっています。
それに合わせたかのような、フワフワしすぎず、かといって当たりやストロークも固すぎずといったデシベルの性格は、見事にフィット。フラット感は保ちつつ、レベルの高い走りの性能を予感させてくれるような、フィーリングが伝わってきます。そして気になる静粛性は、先代デシベルと比較して、パターンノイズが40km/h時で1.2dB、ロードノイズが60km/h時で1.0dBというデータがあるけれど、わかりやすく言えば、タイヤから入ってくる音が減ったぶん、風切り音の方が気になるようになったと言えば伝わるかしら…。高速走行でのマッチングはかなりの高得点でした。
渋川伊香保インターを降り、約20分。念願の「おもちゃと人形 自動車博物館」に到着です。なんとここの入場券は、キューピー人形! なんだかスタートからワクワクさせてくれるじゃありませんかっ。
その期待は裏切られることなく、まずはたくさんのテディベアがお出迎え。「シュタイフ社って、テディベア以外も作っていたんだ」という意外な事実に驚きながら順路を進んで行くと、お次は懐かしい昭和の世界に突入。 「この人形なんか生きてそうで怖いよ」「あぁっ!ロボコンだ!」(おぉっと年齢がバレそうだっ)と、恐怖と超懐かしさに浸りながら、いつのまにやら自動車博物館へ突入。T型フォードなんていう創世記から、軽自動車アリ、ファミリーカーあり、そしてトヨタ2000GTやハコスカ、フェラーリF40などというスポーツカーアリのテンコ盛りの内容。名車中の名車がズラリと勢ぞろい。いったいこれって総額おいくら?なんて、下世話なことをついつい考えちゃったりして…(あぁ庶民)。
さて、ここでおしまいかと思ったら、今度はお菓子とチョコレート博物館へと突入。実にここは「テディベア」「おもちゃと人形」「自動車」「お菓子とチョコレート」の4つの博物館が合体した、壮大なテーマパークだったのであります。
最後に忘れずにお土産ショップによって、ここでしか売ってないというお土産をゲットしたところで、おなかがグーッ!いつの間にやら2時間くらいが経過しておりました。
というわけで、いざゴハンタイム。この辺りはうどんが名物とのことで、釜飯とうどんのお店、時代屋へ。すっかりお腹がいっぱいになったところで、腹ごなしを兼ねて新緑を楽しみに、榛名湖へと足を伸ばすことにしました。
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