THE NEXTALK ~次の世界へ~ ダイハツ工業 エグゼクティブチーフエンジニア上田 亨 インタビュー(4/5)
- 筆者: 御堀 直嗣
- カメラマン:佐藤康彦
自動車メーカーとして光る星になる
ミライースの登場を受け、スズキからアルトエコというJC08モードでミライースを1リッターあたり0.2km上回る燃費性能の軽自動車が現れた。また、ホンダからは、ダイハツの主力商品であるタントの競合となるN-BOXが誕生した。軽自動車業界は、いま熱気を帯びている。
【上田亨】軽自動車は、元々、日本特有の大八車(だいはちぐるま)に代わる身近なクルマとして発祥した点があります。とくに地方では、電車・バスといった公共交通が整備されていませんから、足代わりの移動の道具として生活を支えてきました。そういう存在は、今後も日本に必要だと思います。
そのためには、軽自動車の存在意義をさらに確立していかなければならず、燃費も価格もさらに進化させなければなりません。その足掛かりが、ミライースです。ですから、まだやらなければならない技術や要素はあると考えています。
メーカーごとに、軽自動車に対する切り口は違うでしょうが、軽自動車業界として互いに切磋琢磨できるのは嬉しいことです。2009年の東京モーターショーで、イースのコンセプトカーを発表し、そこから他社も燃費向上や新たな軽自動車づくりに挑戦し、ここに登場させてきたのですから、流石と言うべきでしょう。ダイハツとしても、イースは第一歩目ですから、さらに二歩~三歩と、進化の水準を高めていかなければなりません。
そういうダイハツは、一面、トヨタグループの一員でもある。そしてトヨタでも、ダイハツの軽自動車をOEM(Original Equipment Manufacturer/相手先ブランド名製造)供給によって2011年9月から販売し始めた。トヨタグループの中で、ダイハツはどう生き抜いていこうとしているのか?
そこをトヨタも評価し、これまで足を踏み入れてこなかった軽自動車販売に、舵を切るきっかけとなったのではないか。
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。