キャデラック CTSクーペ 試乗レポート/岡本幸一郎(2/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
高く持ち上げられたトランクフードは、より真ん中の尖ったエッジを効かせた形状とされ、その真下にはセダンでは左右出しとなるマフラーがセンターにデュアルで並ぶ。
ドアノブがタッチパッド化されたことでスムーズなサイドビューを実現しているのも特徴。
さらに、セダンでは前後で同じサイズのタイヤを履くが、クーペはフロントの245サイズに対し、リアが275サイズと太くされ、フェンダーフレアもより強調されている。
これにキャデラックを象徴する縦型テールランプやLEDライトパイプなどが一体となって、非常に印象的なリアビューを構築している。
ちなみにボディサイズは、セダンのCTSよりも全長は70mm短く、全高は50mm低く、全幅は50mmワイドだ。
インパネは基本的にセダンと同じで、エクステリア同様にエッジが強調されるとともに、光沢のある木目パネルやクロームを多用し、ステッチの縫い目をアクセントとして施すなど、わかりやすい上質感が演出されている。
標準のカラーコンビネーションは、ボディカラーが黒、白、シルバーの場合は内装色がエボニー(黒)で、写真の赤の場合はカシミアという組み合わせとなり、その他は受注生産となる。
クーペというと気になる後席へのアクセスについては、前席の背面の肩にある横開き式のレバーを引けば背もたれが前倒しされ、さらにその隣のスイッチで座面を前後スライドさせることができるようになっている。
こういうクルマなので、後席への乗降性や2人分の居住空間について、あまりとやかく述べてもしょうがないと思うところだが、カバンなどちょっとした荷物を後席に載せるには上記の機構がとても重宝することを、ひとまずお伝えしておきたい。
トランクスペースの容量は、このクラスでは標準的で、後端の横幅が広くなっているのでゴルフバッグも小さめのものなら横向きに置けなくもない。
パーティーションや小さなアンダーボックスもあるし、後席が4:6の分割可倒式になっているので、いざとなればけっこうフレキシブルに使えそうだ。
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