キャデラック CTSクーペ 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
衝撃的なクーペコンセプトの登場から2年・・いよいよ日本でもデリバリー開始!
キャデラックというと、どちらかといえば高級セダンのイメージが強いブランドだが、その一方で、もともと2ドア車についても昔から大きな流れはあった。
ただし、超高級ロードスターのXLRは2009年まで存在したものの、クーペの系統は最終型のエルドラドが2002年に生産中止となってから途絶えていた。
そこに、こうした形でクーペが復活したわけだ。
2008年初頭の北米国際自動車ショーにおいて初披露されたCTSクーペのコンセプトモデルは、同時に除幕されたセダンの高性能版「CTS-V」よりもはるかに大きな反響を得て、早期の市販開始が熱望されたという。
その後、2009年秋にプレスリリースという形でCTSクーペの市販版の姿が公開され、そして翌2010年夏よりキャデラックの2011年モデルの一員として発売。
日本でも2010年8月に発表され、2011年1月よりデリバリーが開始されたところである。
ところで、一時は低迷の伝えられたキャデラックだが、新生GMは見事なまでにこの名門ブランドを復活させてきた。それを象徴するのがCTSの成功で、アメリカ本国や中国などで右肩上がりの販売を見せ、かなりの人気車となっているようだ。
当初はセダンのみだったCTSに、やがてワゴンが加わり、そしてこのほどクーペが追加されたわけだが、これがまたえも言われぬほどスタイリッシュなのだ。
今風にいうと、さしずめ「美しすぎるクーペ」といったところだろう。
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