この異様な平べったさはなんだ!? 13年前に発表されたBMW M1オマージュを写真でチェック

  • 筆者: MOTA編集部
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打倒ポルシェを掲げ、1978年に登場したBMW初のミッドシップスーパーカーM1(E26)。BMWは2008年、誕生30周年を記念しコンセプトモデル「M1オマージュ」を制作した。

その名の通りM1に敬意を払ったデザインは、異様なまでの平べったさがカッコよ過ぎる!

その後登場したハイブリッドスポーツカー「i8」にも影響を与えたとされる秀逸なデザインを、あらためて写真でチェック!

目次[開く][閉じる]
  1. BMWのスーパーカー“M1”を現代風にアレンジしたコンセプトモデル
  2. ハッキリとわかるキドニーグリルと奥目がちな鋭いヘッドライト
  3. 迫力の増したリアビューにはM1を感じさせる憎いポイントも

BMWのスーパーカー“M1”を現代風にアレンジしたコンセプトモデル

BMW M1オマージュは、2008年にイタリアで開催されたクラシックカーイベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」で発表されたデザインスタディモデル(コンセプトモデル)。その名の通り、かつて存在したBMWのスーパーカーM1の生誕30周年を記念して制作された。

元となったBMW M1(E26)は、打倒ポルシェを目指して開発された同社初のスーパーカーで、今ではBMWのスポーツモデルを象徴する“Mシリーズ”最初のモデルだ。

ミッドシップに3.5リッターの直列6気筒エンジンを搭載するM1は、数々の名車を世に送り出し、世界的に著名なカーデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ率いるイタリアのイタルデザインが担当。空気抵抗を抑えたシャープなフロント回りとは対照的に、エンジンを収めるリアセクションは厚みのあるデザインとなっている。

ハッキリとわかるキドニーグリルと奥目がちな鋭いヘッドライト

BMW M1オマージュのデザインは、オリジナルのM1に通じるミッドシップ独特の低いフロントノーズを踏襲。やや膨らみを持たせ丸みのあるラインを多用し、直線定規で引いたようなM1(E26)のスタイルを、現代風にアレンジした。

一方、M1でリトラクタブル式だったヘッドライトは、薄型の固定式に変更され、奥目がちの鋭い目つきになった。さらに、M1でやや控えめだったキドニーグリルも、一目でBMWと分かるほど目立つものに変更されている。

迫力の増したリアビューにはM1を感じさせる憎いポイントも

いかにもハイパワーなエンジンが収まっていそうなリアセクションは、リアフェンダーの張り出しと相まって迫力満点。フロントやサイドのデザインと同じように、スパっと切り落とされたようなM1(E26)よりも、曲線を多用した有機的かつ未来的な印象だ。

ただし、スリット状のリアルーバーやリアゲートのコーナーにBMWのエンブレムを配置するなど、M1(E26)の特徴的なポイントは押さえている。

ハイブリッドスーパーカーi8にまで受け継がれるDNA

もしも今市販化されたら、間違いなく世界中から注目されそうなM1オマージュだが、冒頭でも触れたように、あくまでもデザインを示したコンセプトモデルに過ぎない。そのため、内装やエンジンなどの詳細は一切明らかにされておらず、残念ながら市販化されることはなかった。

しかしよく見ると、BMWのハイブリッドスーパーカーi8に通じる要素があり、M1(E26)のDNAは確実に受け継いでいることが分かる。

BMW/i8
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MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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