BMW 3シリーズ 海外試乗レポート(1/3)
- 筆者: 菰田 潔
- カメラマン:BMWグループ・ジャパン
他社からもベンチマークとされる走り。クラスを代表するスポーティセダン
新型BMW3シリーズの国際プレス試乗会は、スペインのバレンシアで開催された。
バレンシアは地中海に面した港町で、お米を使った料理「パエリア」の発祥の地だと聞いた。街には手の届くところにバレンシアオレンジがたくさんなっている。このバレンシアオレンジは毎朝ホテルの朝食で飲んだからジュースにすればとてもおいしいことは知っているが、そのまま食べるとあまりおいしくないそうだ。
新しく開発された地域に建つ「学術会館」と呼ばれる大きな建物でプレスコンファレンスが行われた。5代目になる新型3シリーズは社内コードではE90型と呼ばれる。ついでながら4代目はE46型、3代目はE36型、2代目はE30型、初代は1975年にデビューしたE21型だ。3シリーズはBMWブランドの中の約半数の販売台数を占める。つまりBMWの屋台骨といえる。昨年はBMWブランド全体で102万台販売したが、モデル末期にもかかわらず3シリーズはその45%だった。
BMWはフロントエンジン、リヤドライブという駆動方式を1シリーズから7シリーズまで貫いている。Xと名の付く4WDもあるが、それも基本形式はFRから始まっている。スペース効率、コスト効率を求めるのではなく、BMWは駆け抜ける歓びを味わうために創られているから、オーナーはそのスポーティなハンドリング性能、エンジン性能に魅了されてしまうのである。
BMWはいつもスポーティなクルマの代名詞として挙げられるが、その中で3シリーズは一番BMWらしいクルマだと思う。他社からもその走りはベンチマークとなっている。そんなBMWの代表選手のモデルチェンジだから、力が入らないわけがない。中途半端なことはせず、全力投球で開発してきた。
スペインはBMWの国際プレス試乗会の会場になるケースが多い。もっと南のマラガ、サーキットもあるヘレスなどでも開催した。E36型3シリーズのときには南フランスのニームだった。冬の時期は暗いドイツでの試乗会はない。道路の条件は悪いし、写真もきれいに撮れないからだ。冬でも陽射しが強いスペインの空は青く、道も空いているから試乗会には最適な場所だ。
こんな気持ちのいい場所で新型3シリーズを思い切り堪能することができた。
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