ジャストバランスのベーシックカー|BMW 新型1シリーズ試乗レポート(1/2)
- 筆者: 山田 弘樹
- カメラマン:田村 弥/MOTA編集部
デビュー以来貫いてきたFRを捨て、FFへとレイアウトを変更して発売された新型1シリーズ。コンパクトカーとして十分以上のパッケージのよさと、BMWらしい走りを身に着けた。まずはベーシックグレードの118iをモータージャーナリストの山田弘樹氏がテスト。
本命視できるベーシックモデル
通常ベーシックグレードは「速くはないけれど実直」であったり、「パワー感はなくとも味わい深い」と評されることが多い。しかし新型となった118iには、ベーシックグレードが持つ特有の“遅さ”が感じられない。まさにジャストパフォーマンスな、本命視できる一台に仕上がっていたのが好印象だった。
エンジンは定評のある1.5リッター直列3気筒ターボ。その出力は先代比で最大トルクが220Nmと同数値、パワーは僅かだが6PS高められた140PSとなっている。
その数値以上にパンチを感じさせるのは、トランスミッションがミニと同じ7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)となったことが影響している。変速時のクラッチミートは軽めで、やっぱりロックアップされたトルコンよりもエンゲージ感が心地良い。そして変速レスポンスも素早い。
このエンジンとトランスミッションの連携は、118iの魅力を大いに引き立てている。アクセル開度が小さい領域から適度なトルクを立ち上げてくれるから、日常領域においてストレスを感じない。かつこれを踏み込むほどに、気持ちよくブーストが立ち上がって行く。
小さなエンジンが精緻かつ爽快に回り、必要にして十分な速さを作り出している様子を五感で感じ取るのは実に楽しい。BMWはやっぱりエンジン屋。6気筒じゃなくてもその喜びは味わえるのである。
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