[3代目TT試乗]アウディの本気に、ホレた! ~アウディ 新型 TTクーペ・TTSクーペ 試乗レポート~(4/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
歴代モデルのイメージを払拭するエキサイティングな走り
さて、インテリアについてアツく語ってしまったが、冒頭に述べたように乗り味もかなりエキサイティングだ。
今回のTTはクーペのFF(FWD)、四輪駆動のquattro(クワトロ)と、ソフトトップのルーフを持つロードスターはquattroのみ。それにハイパフォーマンスのTTSクーペ、こちらもquattroのみがラインナップして計4タイプからスタートする。
エンジンはすべて2.0リッターターボの直4となり、TTSのみ出力を高めた286PS仕様、ほかは230PSとなる。
先代の2.0TFSIから基本的には引き継いだエンジンではあるのだが、事実上新開発と言ってもいいほど設計が新しくなっているとのこと、確かに踏み始めからスッキリ&ズバっと出るトルクは背中をグイグイ押すようなパワフルさに満ちていて爽快。
従来の211PS、350Nmから230PS、370Nmに引き上げられているというけど、スペックを見るより自分の脚で踏んでみれば、正当な進化は手に取るように実感できる。
クルマ好きにはキュンキュン響いちゃう、3代目TTの濃いぃ乗り味!
だが、このエンジンの進化よりも強く実感したのはボディの徹底した軽量化。このおかげでエンジンのパワーをクリアにボディが受け止め、より俊敏なハンドリングが叶えられていると感じた。猛烈にクイックだからして、コーナリングの快感ったらない。
好みが分かれそうなのは、猛烈にカタく締め上げられたアシである。
四駆がどうのこうの言う前に、とにかく締まって路面に吸い付くようにインフォメーションを拾いまくるのだ。
え、確かにTTにはスポーティーを求めてたけどさ、そこまでしなくても……とややたしなめたくなるほどの変貌っぷりだが、この軽快さとアシの感じ、あんまりクルマ好きじゃない方、とくにクルマにスポーティーを求めない奥様方にはウケが悪いかもしれないが、クルマ好きとしては全然嫌いじゃない、むしろ超楽しい!と思えるもの。
[TTがこうなら、TTSはどうなの!? その意外な進化の度合いとは・・・次ページへ続く]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。