アウディ RS5 & S5カブリオレ 試乗レポート/松田秀士(4/5)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:柳田由人
車重2,000kgのボディが生み出す、S5カブリオレのシャープなコントロール性能
A5をベースとしたS5には通常4.2L V8エンジンが搭載されているのだが、S5カブリオレにはスーパーチャージャーを搭載したV6 3.0Lエンジンが搭載されている。トランスミッションはもちろんツインクラッチの7速Sトロニックだ。
いわゆるダウンサイジングによるエコ性能を強化したエンジンととらわれがちだが、スポーツ性をも重視しているエンジンとして以前A7スポーツバックの試乗でしっかりと認識している。
まず、ナッパレザーと呼ばれる本革シート、しかもSモデル用のスポーティーなデザインと機能のシートに腰を降ろすと肩口のあたりにスッとなにかが現れた。シートベルトフィーダーと呼ばれる装着を容易にしてくれる、いわばオジさん機能。しかし、50肩を患うとこの機能の優しさに感動するといわれている。まぁ、いわゆるこのモデルはラグジュアリーなわけだ。
アウディのオープンモデルはこのソフトトップとの味わいがレトロチックでけっこうボクは気に入っている。最新のS5でもその味わいは変わらず嬉しい。このアコースティックソフトトップは遮音性を重視して12~15mmのウレタンフォームをサンドイッチしているのでキャビンはなかなか静かだ。このソフトトップは開けるのに約15秒、もとに戻す(閉める)のに約17秒。しかも50km/h以下の速度であれば走っていても開閉可能である。
オープンモデル、特にSが付くスポーツモデルともなれば屋根がない分ボディーの剛性に不安があるが、このS5カブリオレはかなりしっかりとした乗り心地。高張力鋼板など随所でボディーを強化している。その車重はなんと2000kg。RS5が1810kgなので190kgも重い。重いことはスポーツモデルにとってネガティブだが、ふつうに走る分にはその重さがタイヤの性能を良く引き出してくれるもの。
F1マシンは空力によってダウンフォースを得るが、これもやはり重さなのだ。重さでタイヤを路面に押し付ける。エアロのダウンフォースは重量を伴わないので運動性能は落ちないが、車重は運動性能に直結する。と思っていたのだが、S5カブリオレは大きく落としてはいない。
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