アウディ 新型 R8・R8スパイダー 試乗レポート/松田秀士(1/3)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:茂呂幸正
サーキットで攻め込んで分かる新型アウディR8の本質とは
新しくなった「アウディ R8」シリーズを、千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイで徹底的に攻め込んでみた。
アウディ R8と聞くと、約4年前の09年、R8にV10エンジンが追加され富士スピードウェイの本コースで試乗会が行われたことを思い出す。パワフルで速いこと、そして良く曲がるクルマだということが印象に残った。スーパースポーツカーなのだから当たり前のことだが、高速コースの富士スピードウェイでも安心してコーナーを攻め込むことができる、次元の高いスポーツカーだったことに驚いたのだ。
あの時はV10エンジン搭載というトピックがあった。では今年はどうだろう?
トランスミッションが遂にデュアルクラッチ「Sトロニック」化された!
今回のトピックは、これまでのRトロニックシーケンシャルトランスミッションに替わって、新開発の7速Sトロニックトランスミッションが採用されたこと。従来型はシングルクラッチ式で、新開発されたのはデュアルクラッチ式を採用した新機構。
これまでのシングルクラッチ式は変速に若干のタイムラグがあることと、スポーツモードにしたときのシフトショックが大きかった。そのあたりがどのように変化したのか興味深い。今回はV10を積むオープンモデル「R8 Spyder(スパイダー)」と、同クーペモデルの両方に試乗。2モデルの違いなどもお伝えしよう。
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