土屋武士選手/今井優杏の「あなたの愛車教えてください!」(2/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
四駆としてのハンドリングが秀逸!
―もう一台の愛車はBMWですね。感じるところはどこでしょう?
BMWは3シリーズだけじゃなくて、クルマ作りへの姿勢として、完全にスポーツドライビングに特化してる。そこだけは絶対譲れないというポリシーが見える。ドラポジの取らせ方もスポーツってことをまず考えてセッティングされてるね。
Mモデルだけの走行会の仕事をしたときに驚いたんだけど、なんで市販車でこんな風にサーキットを走れるんだろうと思った。“ドライビング”っていうところを重視して作り込んでることがよくわかる。
―その二つが武士さんの心に響いた、ってことは、アウディとBMWの性格が似てると言うことですか?
いや、そうじゃない。BMWとアウディではハンドリングも全然違うし、差もあるよ。だけど両方いい。どちらもまた違った良さがあるから選んだんだよね。じゃあアウディのどこがいいのか、って言われると、Q5は乗り始めて間がないから、そこをまだ掴んでないんだけど。でも、全然キライじゃないってことは断言できるよ。
敢えて言うなら、BMWのほうがオンロードでのスポーツドライビングに特化している印象で、アウディは空間の作り込み、居住空間の作り方が上手いってところかな。
―Q5は武士さんにとって初アウディですか?
うん、初。
―それでそんなにベタボレなんですね!
そうだね、クアトロが代名詞というだけあって四駆としてのハンドリングは秀逸だし、高速なんて本当に気持ちいいよ。
―先程伺ったお話では、カイエン、X5など輸入SUVが愛車候補に挙がっていたんですが、国産は考えてなかったんでしょうか?
いや、レクサスRXも考えたんだけど、ボディサイズや価格を色々調べた総合的な結果、Q5がベストマッチだったっていうこと。
―所有されてた車歴も輸入車が多かったんですか?
全然!日産のルネッサには長く乗ってたよ!アレは良かった!ねえ、良かったよね!(とここでそばにおられた、お父様である土屋エンジニアリング代表・土屋春雄氏に意見を求める武士さん)
春雄氏―良かったね!バランスがいいんだよ。雨の日の高速の安定感なんて本当に良かった!
武士氏―日本の街中にめちゃくちゃマッチしてるんだよね、燃費もパワーも本当に良かった。でも売れなかったみたいなんだけど。
―そんなに良かったルネッサ、なんで売れなかったんでしょうね?
このクルマの本質を、ユーザー側が把握してなかったんじゃないかな?そもそもクルマってどこに本質を求めるか、お客さんが決めることじゃない?ハンドリングなのか、ユーティリティなのか。
僕はハンドリングを求めるから、ルネッサが心にハマったんだけど、そういうのをルネッサに求める人が居なかったんじゃないかな。もったいないよね。
この記事にコメントする