どっち買う!?プレミアムSUV編〜 新車のSUV「ハリアーハイブリッド」購入予算400万円台なら、3年落ちの輸入SUV「アウディ Q5 TDI(ディーゼル)」も射程内!

  • 筆者: 遠藤 イヅル
  • カメラマン:茂呂 幸正・アウディジャパン
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大人気のハリアーハイブリッド、その予算感は概ね450万円~500万円だが、これほどの額だと、実はいろいろなクルマがターゲットに入ってくる。例えば高い安全性を誇る輸入プレミアムSUV「アウディ Q5」で、さらに燃費と高性能を両立したディーゼル版「TDI」の3年落ち・低走行の中古車が手に入れることもできるとしたら……あなたならどっちを選ぶ!?

>>ハリアーの予算で買える外車! アウディ Q5を写真でもっと見てみる[画像ギャラリー]

目次[開く][閉じる]
  1. 世界中でヒットを記録した高級ミドルクラスSUV「アウディ Q5」
  2. 3年落ち・走行3万キロ以内・450万円前後で「Q5 TDI」を検索
  3. 500万円以下で、新車価格650万円以上の高性能ディーゼルエンジンモデルを購入可能
  4. 中古の「アウディ Q5 TDI」には高額オプションが盛り込まれている個体が多く、お買い得感高め!

世界中でヒットを記録した高級ミドルクラスSUV「アウディ Q5」

2007年に初代がデビューした「Q5」は、アウディのSUVとしては「Q7」に続くモデルで、欧州のみならず北米・中国など世界中で好調なセールスを記録した。

2017年に登場した2代目Q5は、新たなプラットフォーム「MLB evo」により車重を60kg削減、アウディ伝統の4WDシステム「クワトロ」を初代に引き続き全車に採用している。

ディーゼルモデル「TDI」は2019年に追加

デビュー時は252psを発生する2リッターガソリンターボエンジン版「TFSI」のみがリリースされ、2019年2月には、JC08モードで15.6km/リッターの燃費性能と、最高出力190ps /最大トルク400Nmという高性能を両立したクリーンディーゼル「TDI」が追加された。

2021年2月から販売中のマイナーチェンジ版では、全グレードにベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを使ったマイルドハイブリッドシステムが搭載されている。

3年落ち・走行3万キロ以内・450万円前後で「Q5 TDI」を検索

2017年10月に日本での発売を開始した2代目のQ5。日本でも売れているクルマだけあって、中古車の流通台数も多い。そこでいつものように、中古車検索サイトで下記の条件で調べてみることとしよう。

検索条件は、3年落ち・走行3万キロ以内という設定にしてみた(2021年7月28日現在 MOTA調べ)。

走行距離3万キロ以内、2018年式までの「アウディ Q5」の中古車を検索!

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名:アウディ Q5(2017年モデル)

・モデル:2017年10月~

・年式:平成30(2018)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大3万キロまで

・価格帯:下限なし~500万円

・修復歴:なし

(2021年7月28日現在 MOTA調べ)

アウディ/Q5
アウディ Q5カタログを見る
新車価格:
716万円808万円
中古価格:
60万円715万円

500万円以下で、新車価格650万円以上の高性能ディーゼルエンジンモデルを購入可能

上記で検索を行った結果、3年落ち・走行3万キロ以内という好条件で、約55台のQ5が結果に表示された。

今回の比較対象であるハリアーハイブリッドの売れ線は、前述の通り482万円〜の「ハイブリッド2.5 Z レザーパッケージ(FF)」。Q5同様に4WDを選ぶと、「ハイブリッド2.5 Z レザーパッケージ 4WD」が504万円〜となる。これはハリアーシリーズで最上位に位置するグレードでもある。また、ひとつグレードを落とした「ハイブリッド2.5 G レザーパッケージ 4WD」は452万円〜だ。

一方、Q5 TDIは、2019年2月の新発売時で「40TDI」が636万円〜、「40TDI スポーツ」が657万円〜である。こちらの中古は、さきの条件で455万円〜498万円の20台がヒットした。まさに、ハリアーハイブリッドの新車価格帯で購入可能な範囲に収まっている。

中古の「アウディ Q5 TDI」には高額オプションが盛り込まれている個体が多く、お買い得感高め!

高級SUVであるハリアー・Q5ともに、豊富な装備・高い安全性・先進のコネクティビティを備える。外観では、ハリアーのクーペルック、エモーショナルでありながらクールさを漂わせるQ5で大きな違いはあれど、どちらもスタイリッシュなデザインだ。

しかし新車価格で見るとQ5はハリアーより250万円以上高く、実質的にはひとクラス下の「Q3」がハリアーのライバルとなる。そのため、同価格帯で見た場合、Q5の中古車というのは賢いチョイスと言える。

せっかく買うなら、オプションパッケージをたっぷり盛り込んだ中古車をチョイスしよう

さらに、流通しているQ5の中古車は「バーチャルコクピット」(8万円)、「マトリクスLEDヘッドライトパッケージ」(27〜32万円)、安全性を高める「アシスタンスパッケージ」(26〜34万円)、スポーティさを際立てる「Sラインパッケージ」(49万円)などの高額オプションがふんだんに盛り込まれた個体も多い。これらを含んだ総額はハリアーとの新車価格差をさらに大きくするので、中古車のお買い得感はさらにアップする。

そうかその手があったか! だから中古車選びはやめられない!

洗練されたエクステリア、目を見張る高品質なインテリア、シャープなハンドリング、クワトロによる優れた悪路走破性、低回転域から目覚ましい加速を見せるディーゼルエンジンなど、美点が多いアウディ Q5 TDI。そんなQ5の中古車、しかも程度が良い個体がハリアーの新車価格で購入できるとなると……これも中古車選びの醍醐味と言えよう。このコーナーではこれからも「その視点があったんだ!」というクルマ選びを提案していきたい。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:茂呂 幸正・アウディジャパン]

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遠藤 イヅル
筆者遠藤 イヅル

1971年生まれ。カーデザイン専門学校を卒業後、メーカー系レース部門にデザイナーとして在籍。その後会社員デザイナーとして働き、イラストレーター/ライターへ。とくに、本国では売れたのに日本ではほとんど見ることの出来ない実用車に興奮する。20年で所有した17台のうち、フランス車は11台。おふらんすかぶれ。おまけにディープな鉄ちゃん。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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