[海外試乗]都会派SUVの代表格アウディ Q5、新型はオフロード性能までも手に入れた(3/4)
- 筆者: 五味 康隆
- カメラマン:Audi AG
乗り心地が大きく向上
走り出して早々に、新型Q5の乗り心地が大幅に改善していることに気がつく。
最初に注目すべきは、新採用のエアサスペンションによる乗り味。特に低速走行時の路面の凸凹に対する“あたり”が柔らかく、これこそエアサスの醍醐味であり期待を裏切らない高級感を得られるもの。しかも路面入力が緩和されるのと同時に、ドンという凸凹乗り越え音も小さくなり、全ての席において長距離移動を楽にしてくれた。
”V6 TDI”ディーゼルエンジンが良い!
また、音の話が出たので先に伝えておくと、今回は日本導入が未定の3リッターV6ターボディーゼル“V6 TDI”モデルにも乗ることが出来た。
やってくるかは未定なので、夢物語となる可能性もあるが、このV6 TDIがとても良い!
車両重量など一切気にならない余裕の加速力を生む上に、ガソリン以上に・・・と表現したい静かさに驚く。
クルマ自体の遮音・吸音・制振の効果が高く、エアサスの上質な乗り味との相性も抜群。VWグループでのディーゼルエンジンは今もなおセンシティブな話であり、その傘下のアウディにも重い話になりがちだが、その乗り味だけを踏まえると是非日本を走って欲しい。
エアサスを搭載することで得られた数々のメリット
話が逸れたが、エアサスのメリットは乗り心地の良さだけに留まらない。
様々な路面を走る上で有効なのが、車高を自在に操れること。Audi drive select(アウディ ドライブセレクト)を“オフロード”にすると、ノーマル車高から45mm向上。見晴らしが良く下回りをする心配が無くなるが、時速35キロ以上でノーマルに戻る。
だからこそ、平均車速40キロ前後のラフロード試乗で多用したのは、その名も“ラフロード” モード。ノーマルより+25mmの車高で、時速120キロまで使用可能。適度な最低地上高があり、腰高感の少ない動きと相まって豪快に走れる。
しかしグリップ力の高い一般的なドライ路面では、カーブでグラつきが強くなる。普段使いには、オートか、これから述べる“ダイナミック”モードが最適だと感じた。
>>アウディ 新型Q5[2017年中旬日本導入予定] フォトギャラリー[画像140枚!]
そのダイナミックモードは、他が“高級”な乗り味を大事にしているとすれば、そこからは若干異質な“気持ち良さ優先”のスポーツ仕上げ。
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