トヨタ 新型シエンタ 試乗レポート|走りもデザインと同様の進化を遂げたのか!?コンパクトミニバンを徹底評価!(1/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳
旧型とのつながりを断ち切るかのようなデザインで登場した新型シエンタ
12年ぶりのモデルチェンジだそうだ。
12年前と言えば、六本木ヒルズがオープンし、先代プリウスが発表された頃。かなり昔の話に思えてしまう。旧型トヨタ・シエンタが根強い人気に支えられていたことが窺える。
なのに新型は、旧型とのつながりを断ち切るようなデザインとともに現れた。
理由については後日DESIGNER’S ROOMで詳しく紹介する予定なので、しばしお待ちいただきたいけれど、簡単に言えばメインユーザーがひと世代若くなり、嗜好性も変わったので、それに合わせたとのことだった。優しかった旧型とは対照的な、尖った造形。でも万人向けを狙わず、そういう方向性に挑戦した意思は評価したい。
それに丸目の旧型が女子限定っぽい雰囲気だったのに対し、新型は男子も似合いそうだし、色選び次第で目立ち系にも落ち着き系にもなれる。器は広くなった。
きめ細かい収納アイテムに、日本人らしさを感じる
キャビンへ入るとまず、センターにあったメーターが運転席の前に移ってきたことに気付く。そのメーターはプジョーの208や308と同じように遠くにあって、ステアリングの外側から見るタイプ。運転中の視線移動が少ないので見やすかった。
ウィンドウスクリーンの傾きが強まり、ステアリングは低い位置から生えるので、座面は低めにセットしたほうがしっくりくる。今回は半日で4台を乗り換えるスケジュールで、その状況では座り心地に不満はなかった。
ミニバンだけあって収納は豊富。中でも気に入ったのは、センターパネルにある格納式フックだ。パッソなどにも装備されるアイテムだが、セレクターレバーにコンビニ袋をぶら下げての運転という危険なマナーを防止してくれるし、使わないときは裏返せば目立たない。日本らしいきめ細かさに感心した。
新型は低床フロアもウリだ。スライドドアの間口部に段差はなく、低くフラットな床が広がる。
2列目はスライドを最後方にセットすれば、身長170cmの僕なら足が組めるほど。逆にもっとも前にスライドさせれば、3列目にも自分と同じ体格の人が、足元にも頭上にも余裕を残して座れた。
ちなみにこの3列目、補助席的だった旧型と比べるとシートと呼べる厚みと空間を備えているのもポイント。でも旧型同様、未使用時は2列目の下に格納しておける。シートを斜めに動かすことで実現したものだ。この知恵もまた日本人ならではだと思った。
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