トヨタ 新型シエンタ 試乗レポート|走りもデザインと同様の進化を遂げたのか!?コンパクトミニバンを徹底評価!(2/2)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:原田淳
カタログ燃費は良好だが、加速は国産ミニバンの平均レベル
パワーユニットはついにハイブリッドが追加された。アクアと基本的に同じ1.5リッター+モーターで、JC08モードは27.2km/Lをマーク。
さらに1.5リッターガソリンエンジンもアトキンソンサイクルやアイドリングストップを採用した新世代にスイッチした。こちらもモード燃費は20km/L超えと、ライバルの「ホンダ フリード」のハイブリッド仕様に迫る数字をマークしている。
ただし最高出力/最大トルクは、ハイブリッド仕様のモーターを除けばライバルより控えめな数値。
それが関係しているのか、東京都内での試乗では1名乗車では余裕を感じたものの、編集者とカメラマンが同乗した3名、つまり大人2名+子供2名に近い状態でペースを上げると、エンジンをそれなりに回すことになった。
加速については国産ミニバンの平均レベルと言えそうだ。
実は見えない部分も良く造り込まれている
その代わり、というわけじゃないけれどシャシーは出来が良かった。
乗り心地はしっとりしていてフラット感も高く、長距離ドライブも楽にこなせそう。その一方でコーナーでのロールは抑えられていて、ステアリングを通して接地感をしっかり伝えてくるから安心できる。
とくにハイブリッド仕様は、バッテリーを床下に薄く積んだことが低重心と前後バランス適正化に貢献していて、素直な身のこなしを味わわせてくれた。2トーンカラーをまとったスタイリングからは、目立つが勝ちという印象も受ける新型シエンタだけれど、実は乗り心地やハンドリングなど、見えない部分もしっかり作り込まれていた。
ファッションやヘアスタイルは奇抜なのに、仕事には正攻法で取り組む若者を見るよう。意外にいいヤツだった。
トヨタ シエンタ ハイブリッドG [7人乗り]
全長×全幅×全高:4,235×1,695×1,675mm/ホイールベース:2,750mm/車重:1,380kg/最低地上高:145mm/エンジン:直列4気筒DOHC 1,496cc/最高出力:54kW(74PS)/4,800rpm/最大トルク:111N・m(11.3kgf・m)/3,600~4,400rpm/燃費:27.2km/L(JC08モード燃費)/価格:2,329,855円(税込)
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