真夏の富士スピードウェイに86オーナーが大集合！ ファンイベント「Fuji 86 style 2012」開催

8月6日「ハチロクの日」を前に全国の86ファンが大集結！

8月6日、「ハチロクの日」前日の日曜日。静岡県の富士スピードウェイで、トヨタ86ファンイベント「Fuji 86 style 2012」(フジ ハチロク スタイル)が開催された。

今年で3回目となるFuji 86 style、元々はAE86(カローラレビン／スプリンタートレノ)ファンのためのイベントだった。しかし今年2012年は、その精神を引き継いだFRスポーツカー「トヨタ 86」がデビュー。新旧合わせての一大イベントへと規模を拡大して開催された。

当日は真夏の晴天にも恵まれ、多くのトヨタ 86と86ファンが富士の麓に集合。照り付ける猛烈な陽ざしにも負けない熱い86ファンたちは、人気レーサーや開発者などがトークを繰り広げるステージイベントや、サーキットでの86レース、ショップの出店に愛車ファン同士のオフ会など、思い思いに様々なイベントを楽しんだ。

サプライズデビュー！ 「FT-86」とは何だ！？

86ファンイベント「Fuji 86 style 2012」のオープニングでは、AE86ブームの立役者でもあるドリキンこと土屋圭市さんの開会宣言でスタート。ステージではトヨタ86の開発責任者、多田 哲哉さんのかけ声により、会場で世界初公開のニューモデルが発表された！

その名は「FT-86」。かつてモーターショーで公開されたトヨタ 86のプロトタイプの名前を継ぐニューマシンは、いわばメーカーの手によるファクトリーチューンモデルだ。そう、FTとはFactory Tuneのことを差す。

多田さんいわく、トヨタ 86は素材としての魅力を磨きこんだモデル。購入者が手をかけて、好みのスタイルに仕上げていく楽しみをあえて残しているクルマだ。実際Fuji 86 style 2012の会場では、デビュー間もないにも関わらず、早くも多くのショップ・メーカーが86をチューニングしたりドレスアップして展示していたし、オーナーたちが乗ってきた86も、1台1台の個性が光っていた。

そんな中、トヨタが考えるチューン＆ドレスアップモデルの姿が、FT-86に表現されているという。詳細などは明らかにされなかったが、専用タイヤや専用チューンの足回り、エアロパーツなどを装着し、強烈なオーラでファンを惹きつけていた。発売時期などは未定だが、市販化を目指したいとしている。

もちろん「86で走る」イベントも多数開催！

富士スピードウェイで開催された「Fuji 86 style 2012」。多彩なステージイベントや、約70社ものショップ・メーカーなどによる展示で、訪れた86ファンも大いに盛り上がった。とはいえここはサーキット。しかもスポーツモデル「TOYOTA 86」と「AE86」のイベントだ。実際に「走る」イベントも行われた。

本コース上では、86のチューニングマシンによる「ホットバージョン TOYOTA 86 チューニングカー ワンメイクバトル」を実施。模擬レースとはいえ、真剣勝負のバトルが繰り広げられた。

また参加者の86とAE86、約150台によるスペシャルパレードランも行われた。日ごろはSUPER GTなどが開催される世界TOPレベルのサーキット本コースを、自分の愛車で走ることが出来る貴重な経験となった。

このほか、富士スピードウェイ内にある運転教育施設「トヨタ交通安全センター モビリタ」では、FR車ならではの低ミュー路体験や、ジムカーナ風のパイロンスラローム体験などがプログラムされた「86TRIAL(ハチロクトライアル)」も実施。公道ではなかなか試せない86の高い旋回性能などを体感することが出来た。

[Photo＆レポート：トクダ トオル(オートックワン編集部)]

「Fuji 86 style 2012」イベント概要

開催日：2012年8月5日(日曜日)／会場：富士スピードウェイ[静岡県小山町]／主催：富士スピードウェイ／協賛：トヨタマーケティングジャパン／協力：トヨタ自動車、トヨタテクノクラフト、エッチ・ケー・エス／入場料：大人1000円/高校生700円/中学生以下無料(保護者同伴に限る)/FISCOライセンス会員無料／スーパーバイザー：土屋圭市

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