トヨタ 新型「86」は進化ではなく“深化”! 登場から5年目で大幅改良!

トヨタ 新型「86」は進化ではなく“深化”! 登場から5年目で大幅改良!
86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 86(MC)モデル :米国仕様 画像ギャラリーはこちら

開発責任者の多田哲哉氏「全てをやり直した」

86(MC)モデル :米国仕様86(MC)モデル :米国仕様

2012年の登場から毎年進化・熟成を行なってきたFRスポーツカー「トヨタ86」だが、ニューヨークショー2016でビッグマイナーチェンジモデルが世界初公開された。

86は北米で「サイオンFR-S」として発売されていたが、サイオンブランドの廃止に伴い、今回のビッグマイナーチェンジでトヨタ86にネーミングを変更。これによりワールドワイドで「86(欧州向けはGT86」と呼ばれるようになった。

開発責任者の多田哲哉氏は「全てをやり直しました」と語るが、一番の特徴はエクステリア変更だろう。フロントバンパーはこれまでのシンプルな形状からややアグレッシブな要素が増えたデザインに変更。

これは意匠の変更ではなく、空力特性や冷却性能を引き上げた結果だそうだ。また、86を特徴づけるフェンダーカバーも、空力のために形状を変更。「86」のバッジはフェンダーに取り付けられている。

ヘッドライト、リアコンビランプはLED化されたが、実はこれらも空力に寄与しているそうで、実はリアコンビランプに付くエアロスタビライジングフィンの位置も変更されているのだ。

兄弟車の「スバル BRZ」動向は?

86(MC)モデル :米国仕様86(MC)モデル :米国仕様

インテリアはエクステリアと比べると小変更だが、質感アップや新形状のステアリングを採用。ステアリングにはより小径化&グリップの最適化などが行なわれた逸品で、オーディオコントロールなどのスイッチがプラスされているが、何と従来のステアリングより軽量に仕上がっているそうだ。

パワートレインは吸排気系や制御系、内部のムービングパーツの見直しなど、86 GRMNで培った技術やノウハウを量産仕様にも盛り込むことで、6MT仕様のみ+5HP出力向上が行なわれている(6AT仕様は従来通り200HP)。

フットワーク系はD型ですでにボディ剛性アップが行なわれているが、ボディに合わせたセットアップが施されている。走りのレベルアップはもちろん、“質感”の部分にもこだわっており、クーペとしての魅力もアップしているそうだ。

ちなみに新デザインとなったホイールも、従来モデルよりも剛性が引き上げられているそうだ。タイヤは「86はタイヤに頼らない」は新型でも不変で、ミシュラン・プライマシーHPが継続採用されている。

数値的な変更は僅かだが、見えない部分だがドライバーのFunな部分は徹底的にこだわって開発された新型86、これは進化と言うよりも「深化」と呼ぶのがふさわしいだろう。恐らく、日本でもそう遠くないタイミングで登場するはずだ。

ちなみに、兄弟車の「スバル BRZ」はここニューヨークショーでは新型を公開していないが、メカニズム的には86に準じていると思うが、デザインや走りの味付けは独自であるのは間違いない。

そちらの動向も気になるが、どこでお披露目されるのだろうか?

[Text:山本シンヤ]

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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