マツダが新型ロードスターにFB採用の「RF」を世界初公開!RHTではない新ネームでデビュー

マツダのさらなる挑戦がここに!

マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]
マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]
マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]

マツダがニューヨークショーでお披露目する新型ロードスターの派生モデルをモーターショー前夜のプレショーで披露した。マツダは新型ロードスターを昨年の5月に投入以来、「RS」、「NR-A」と三部作を完成させたばかりだが、新型ロードスターでは早くも更なるチャレンジをした。

それがリトラクタブルハードトップ(RHT)を持つ、新型ロードスター「RF」。3代目から投入されたRHTだが、今回はデザインも思い切った変更を加え、新しいスタイルを持つ新型ロードスターとして、RHTではなくあえて新しい名前の「RF」としてきた。

ファストバックスタイルの新型ロードスター「RF」は、新しいオープンエアの世界を切り開けるか、大いに注目されるモデルだ。

普遍的な価値をもちながら、新しいスタイル、新しい名前

マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]
マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]

3代目ロードスターのライフサイクル終了時の販売台数のうち、半数以上を占めていたリトラクタブルハードトップモデルは、季節を問わない快適さと利便性を求めるユーザーに好評を得ていた。

4代目ロードスターのリトラクタブルハードトップモデルは、ロードスターファミリーの一員として、26年間ユーザーに届け続けてきた「Lots of Fun」の価値を体現しながらも、これまでとはまったく違うオンリーワンのスタイルと、新しいオープンエア感覚を楽しめるクルマとしてつくり上げた。

そのため、このクルマがもたらす今までにない上質な体験を忠実に表現し、ロードスターの世界を知らない新しいユーザーの心を引き付ける名前を考えなくてはならなかった。 ロードスターの普遍的な価値を残しながら、新しいユーザーの心をも引き付けるネーミングにしたい。その結果、リトラクタブルハードトップの機構を持つ、ファストバックスタイルのクルマという新しい考え方とデザインを表す、「ロードスターRF※」という名前となった。

※「RF」とは、Retractable Fastbackの略。リトラクタブルハードトップの「R」とファストバックスタイルの「F」を表す。

ロードスターRFならではの楽しさを生む、3つのキーバリュー

マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]
マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]

【1】誰もが心打たれる美しいファストバックスタイル

・スポーツカーデザインの原点であり、誰が見ても美しいと感じられる、ルーフからリアエンドへとスムーズにラインがつながっていくファストバックスタイル

・理想を追求してつくり上げたティアドロップ形状の美しいキャビン

・ソフトトップモデルとまったく同じ全長、全幅、ホイールベースによるコンパクトパッケージ(全高のみ+5mm)

・より質感高く、やわらかな触感のナッパレザーを採用し、落ち着きのある洗練されたインテリアを表現

【2】安心できる包まれ感と爽快な開放感を両立させた新しいオープンエア感覚

・フロントルーフ、ミドルルーフ、リアルーフの3つのルーフとバックウインドーで構成される電動格納式ハードトップを採用

・緻密な検証を重ねて造り込んだルーフ形状と開閉できるバックウインドーにより、安心できる包まれ感と爽快な開放感を両立させた新しいオープンエア感覚を表現

・オープン時はバックウインドーが開くロードスターRF特有の形式により、車両後方からの爽快な排気サウンドを楽しみながら走るオープンカーならではの醍醐味を演出

・アクリル製の大型エアロボードを採用し、後方から巻き込んでくる風を抑制

・開閉時にはそれぞれのパーツの動きをオーバーラップさせることで、世界最短レベルのルーフ開閉時間を実現

・オープン時には、フロントルーフ、ミドルルーフ、バックウインドーをシートバックスペースに収納

・スイッチ操作のみでのスマートなルーフ開閉を可能にするため、電動式トップロックを新採用

・急な雨などにも対応できるよう、10km/h未満であれば走行中でもルーフの開閉操作ができる新制御を採用

・トランク容量はルーフ収納時でもソフトトップモデルとまったく変わらず、130L(DIN方式)を確保。550mm×400mm×220mmサイズのキャリーオンバッグを2つ積載可能

【3】落ち着きのある上質な乗り心地と静かなキャビン

・サスペンションと電動パワーステアリングの特性にロードスターRF専用チューニングを施し、ロードスターならではの軽快な走りを提供しながら、より落ち着きのある上質な乗り心地を実現

・フロントルーフ、ミドルルーフの内側に吸音タイプのヘッドライナーを、またリアホイールハウスに遮音材を採用し、クローズ時の静粛性を大幅に向上。ロードスターRFならではの上質なキャビン空間を提供

【その他】

・パワートレインには、SKYACTIV-G2.0及びSKYACTIV-G1.5の2つのエンジン、6速マニュアルトランスミッションSKYACTIV-MTと6速オートマチックトランスミッションをラインナップ

・「Mazda Proactive Safety(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」の思想に基づき、人間中心の視点で造り込んだ高度な安全性能を実現

・車線変更時などの安全確認をサポートするアドバンスト・ブラインド・スポット・モニタリングシステム(ABSMまたはBSM)や、ヘッドランプのハイビーム/ロービームを自動で切り替えるハイ・ビーム・コントロールシステム(HBC)などの先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」を採用

・インターネット接続やソーシャルネットワークコミュニケーションの機能をクルマの中で手軽に、安全に利用できるカーコネクティビティシステム「MAZDA CONNECT(マツダ コネクト)」を採用

エクステリアデザイン

マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]
マツダ 新型ロードスター RF(MX-5 RF)[リトラクタブルハードトップモデル]

ロードスターRFのデザインで目指したのは、ロードスターのハードトップモデルとしてありたい姿を描き切ることだった。すなわち、クローズドスタイルのシルエットが際立つキャビンの美しさと、ソフトトップモデル同等の心地よいオープンエア感を両立する、オンリーワンのまったく新しいルーフ形状を実現すること。そのために、次の4つを理想として一切の妥協なくデザインをつくり込んでいる。

■美しいシルエット

オープンスタイルが基本となるソフトトップモデルに対し、ハードトップを持つロードスターRFはクローズドスタイルの機会が多くなる。だからこそ、クローズ時のシルエット、すなわちキャビンの美しさにこだわり抜いた。

ロードスターRFでは、リアルーフが後方へ向かってゆるやかに下がりながら内側に絞り込まれていく、理想的なティアドロップ形状のキャビンをつくり上げた。ボディカラー塗装のAピラーとルーフサイド、リアルーフで描く伸びやかなルーフライン、低いボンネットフードからリアデッキまでまっすぐに通したラインと相まって、クローズドスタイルが際立つ、ファストバックスタイルのエレガントで美しいシルエットを実現している。

そしてオープン時には頭上の2つのルーフと後方のバックウインドーを収納し、リアルーフを残るデザインを採用。世界のどのハードトップモデルともまったく異なる、オンリーワンの新しい個性をつくり上げた。

■コンパクトパッケージ

全長、全幅、ホイールベースなど、ソフトトップモデルで極限まで突き詰めてつくり上げたコンパクトなパッケージ。ロードスターRFではルーフ分の+5mm以外は一切変更することなく、ロードスターらしい路面に張り付くような安定感と躍動感あふれるスタンスを表現している。

■新しいオープンエア感覚

ロードスターRFのオープン時は、頭上の2つのルーフと後方のバックウインドーが解放される独特のスタイルを採用。爽快な開放感と安心できる包まれ感を両立させた。後方から聞こえてくる心地よい排気サウンドと相まって、オープン走行の楽しさをより一層増幅させる。

■独立したトランク

ロードスターRFは、ルーフのために実用性を犠牲にすることはない。リトラクタブルハードトップの採用、美しいシルエットの徹底追求と同時に、デザイナーとパッケージングエンジニアの徹底した造り込みによって、ソフトトップモデルとまったく変わらない容量の独立したトランクを確保している。

ボディカラー

■マシーングレー

ミッドサイズの3列シートクロスオーバーSUV「CX-9」から導入する新開発のボディカラー。「機械の持つ精緻な美しさの追及」をテーマに、力強い陰影のコントラストと表面の緻密さを両立することで、あたかも鉄のインゴットから削り出したかのようなリアルな金属質感を実現した。

■ルーフカラー

ルーフサイドとリアルーフにはボディカラーを採用。ルーフトップはピアノブラックまたはボディカラーを設定している。

インテリアデザイン

ボディパネルがドアトリムまで回り込んできているようなデザインや、ドライバーを中心に完全に左右対称にレイアウトした主要コンポーネント。単なるクルマであることを超えて慈しまれるスポーツカーとしてのディテールへのこだわりなど、ソフトトップモデルでつくり上げた、見るだけ、座るだけで笑みがこぼれ、心が躍るようなコクピットデザイン。ロードスターRFでは、ハードトップによって大幅に高まった静粛性と相まって、その質感の高さと精緻さがより一層際立つ。

ディテールデザイン

スポーツカーらしい精緻な三眼メーターやシャープでコンパクトなステアリングホイール、水平基調のインストルメントパネル、前後方向への強い動きを感じさせるドアトリム等のディテールデザインは、基本的にソフトトップモデルと共通。ロードスターRFでは、以下の2点を変更した。

■メーター

三眼メーター左側のインフォメーションディスプレイに、リトラクタブルハードトップ開閉動作中のアニメーションを表示できる専用の4.6インチTFTカラー液晶を採用。

■ハードトップ開閉ボタン

エアコンダイヤル下のパネルに、リトラクタブルハードトップの開閉ボタンを配置。

シートデザイン

より質感高く、やわらかな触感のオーバーンカラーのナッパレザーを採用し、落ち着きのある洗練されたインテリアを表現。シートやドアトリムセンター部などには、グレーのステッチを施した。

北米仕様「ロードスターRF」主要諸元(開発目標値)

ボディタイプ:2ドア・オープン/乗車定員:2名/全長×全幅×全高:3,915×1,735×1,245(mm)/ホイールベース:2,310mm/エンジン:SKYACTIV-G2.0直噴ガソリンエンジン/トランスミッション:6速オートマチックトランスミッション/最高出力:155HP/6,000rpm/最大トルク:148ft-lb/4,600rpm/フロントサスペンション:ダブルウィッシュボーン式/リアサスペンション:マルチリンク式/ステアリング:電動式ラックアンドピニオンパワーステアリング/ブレーキ(前/後):ベンチレーテッドディスク/ディスク/タイヤ:P205/45R17

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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