2002年発売「エボVII GT-A」シリーズ初AT車の登場!/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
1992年に発売された名車、「ランエボ」の愛称で人気を博した三菱「ランサーエボリューション」が、特別仕様車『ランサーエボリューション ファイナルエディション』の発売を最後に23年にわたる歴史に幕を閉じました。
オートックワンでは「ランエボ23年間の軌跡」と称して、初代モデルからファイナルエディションまで一台一台振り返ります。
今回ご紹介するのは2002年1月に発売開始し、3,527台を販売した「ランサーエボリューションVII GT-A」です。
LANCER EVOLUTION VII GT-A (2002年1月)
『ランサーエボリューションVII GT-A』は、シリーズで初めてとなるオートマチックトランスミッション(AT)搭載モデルで、4G63型ターボエンジンとACD+AYC+スポーツABSからなるフルタイム4WDシステムの高次元の走りを、スポーツユーザーだけでなく幅広いユーザーに体感してもらうための新たな試みでした。
この開発の経験が、後の『ランサーエボリューションX』に設定されたツインクラッチSSTに生かされました。
『ランサーエボリューションVII』をベースに、『ギャランVR-4』で実績のあるINVECS-IIスポーツモード5ATを搭載。平均的なドライバーが最適と感じるシフトタイミングを実現する最適制御と、個々のドライバーの好みを判断して好みに応じたシフトタイミングに変更していく学習制御を採用し、イージードライブからスポーツドライブまで幅広く対応。
スポーツドライブ時はシフトレバーでの操作に加え、ステアリングホイールのスポーク部に設置したスイッチでの変速操作も可能としました。
エンジンは5ATに合わせて低回転でレスポンスのいい小型ターボチャージャーを搭載しました。
また、機能面だけでなく、内外装にも「GT-A」ならではの装備を設定。リアスポイラーは大型、小型(標準装備)、スポイラーなしの3種類から選択可能。またシートは、ファブリック生地のゆったりしたシート、本革仕様のシート、RECARO社製シートの3種類を用意していました。
ランサーエボリューションVII GT-A 特別仕様
小型リアスポイラー
オプションで大型化或いはスポイラーレスが選択可能
シートはファブリック調を標準装備
オプションで本革シート、RECARO社製シートが選択可
ターボチャージャーの小型化でATとのマッチングを図る
(最高出力272PS/6500、最大トルク35.0kgm/3000)
インタークーラーパイプをスチール製に変更(遮音効果)
テールパイプ内にチョークパイプ採用(こもり音低下)
ショックアブソーバーの減衰力をソフト方向へ変更
リアスタビライザーの小径化(GSR22mm→GT-A21mm)
ステアリングギヤ比変更(GSR13.0→GT-A14.2)
光輝タイプの表面処理を施したアルミホイールの採用
三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡 バックナンバー
【1】発売後に即完売!絶大な人気を得た初代「三菱 ランサーエボリューションI」/ランエボ 23年間の軌跡
【2】WRCで初優勝を果たした「三菱ランサーエボリューションII」/ランエボ 23年間の軌跡
【3】「三菱 ランサーエボリューション」の名を知らしめるきっかけとなった“3代目”/ランエボ 23年間の軌跡
【4】1996年第2世代へと移行「三菱 ランエボIV」基本性能が大幅に進化/ランエボ 23年間の軌跡
【5】シリーズ初の3ナンバーボディに「三菱 ランサーエボリューションV」/ランエボ 23年間の軌跡
【6】1999年発売「エボVI」ナンバープレート位置が中央から助手席側に/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
【6/特別仕様】2000年発売「エボVI トミー・マキネン エディション」シリーズ初の特別仕様車/三菱ランサーエボリューション23年間の軌跡
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