横浜ゴム、事業強化に向けリトレッドタイヤ会社2社を統合
横浜ゴムは、国内リトレッドタイヤ事業を1社に統合すると発表した。統合されるのはヨコハマタイヤ東日本リトレッドと山陽リトレッドで、2014年1月1日付けで新たにヨコハマタイヤリトレッドが設立される。新会社の本社は広島県尾道市とし、事業所を広島県尾道市、北海道苫小牧市、埼玉県入間郡、愛知県みよし市の全国4ヶ所に置く。
リトレッド(更生)とは、摩耗して使い終わったタイヤの表面に再度トレッドゴムを貼り直すことで再利用できるようにすること。近年、環境負荷低減が可能なことや、貨物・旅客輸送会社のコスト削減に貢献できることから、トラック・バス用のリトレッドタイヤ需要が増加している。
横浜ゴムでは運送会社に対し新品タイヤの購入から、タイヤ運用中の管理・点検・補修、さらにリトレッドタイヤ利用までをトータルにサポートする「エコメソッド」を展開している。エコメソッドによるユーザーへのサポートや、今後さらに増加するリトレッドタイヤ需要に対応をするため、リトレッド事業の1社化による経営の効率化を図り、将来的な事業拡大に備える。
■新会社の概要
社名:ヨコハマタイヤリトレッド(株)
設立:2014年1月1日
資本金:2.1億円(横浜ゴム100%出資)
事業内容:リトレッドタイヤの製造・販売
本社:広島県尾道市長者原2-165-28
事業所:広島県尾道市、北海道苫小牧市、埼玉県入間郡、愛知県みよし市
従業員数:85名(予定)
■統合対象会社
ヨコハマタイヤ東日本リトレッド(株)(存続会社)
本社:埼玉県入間郡三芳町北永井395
山陽リトレッド(株)(消滅会社)
本社:広島県尾道市長者原2-165-28
この記事にコメントする