【燃費】トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)燃費レポート/永田恵一(1/5)

【燃費】トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)燃費レポート/永田恵一
トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/郊外路走行イメージ1 トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/郊外路走行イメージ2 トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントエクステリア トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/リアエクステリア トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントビュー トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/リアビュー トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/サイドビュー トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/サイドビュー(両側スライドドア開) トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントフェイス1 トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントフェイス2 トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/ヘッドライト 画像ギャラリーはこちら

今回の燃費レポートは、新型ノアのガソリンモデルにおける実燃費を測定!

トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントエクステリアトヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/リアエクステリア

「トヨタ ノア&ヴォクシー」は、「日産 セレナ」や「ホンダ ステップワゴン」などと並んでファミリーカーの定番である5ナンバーサイズのミニバンだ。

そんなノア&ヴォクシーが今年1月に「3代目」へとフルモデルチェンジされ、発売僅か1ヶ月で月販目標台数(8,000台)の7倍を超える、約「6万1,000台」もの受注を集める大人気モデルとなっている。

新型ノア&ヴォクシーの特徴としては、2代目に対して「使い勝手を大きく向上」させたことが挙げられる。

2代目はライバル車に対してラゲッジスペースが狭いこと(セレナやステップワゴンは全長が5ナンバー枠いっぱいの約4,700mmとされた)や、室内高もセレナ・ステップワゴンに見劣りしており、ミニバンでは最も重要な「室内空間」において劣勢となっていた。

トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/サイドビュー(両側スライドドア開)

それを改善するために、新型ノア&ヴォクシーでは全長をセレナやステップワゴンと同様に5ナンバー枠いっぱいまで拡大。

加えて、ダッシュボードから後ろ側のボディ骨格を新設計とした「低床フロア」を導入し、室内高はライバル2台を超える「1,400mm」を実現した。

低床フロアの導入は室内空間が広くなったことに加え、乗降性の向上というメリットも大きく、高齢者が乗る機会の多いユーザーにとっても嬉しい改善点だろう。

トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/シートアレンジ2トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/ラゲッジアレンジ2

ミニバンで気になるシートアレンジも、ほとんどのグレードにセカンドシートがベンチシートとなる「8人乗り」とキャプテンシートとなる「7人乗り」を設定。

全車にワンタッチでサードシートを跳ね上げ格納できる「ワンタッチスペースアップシート」、7人乗りにはセカンドシートをサードシートの位置までスライドできる「超ロングスライド機能」も装備される。

パワートレーンは今回テストした「2リッターガソリン」モデルと、次回の燃費レポートでお届けする「1.8リッター ハイブリッド」モデル(プリウスやプリウスαに搭載)の2つが設定される。

トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/エンジンルーム

2リッターガソリンは、先代から引き継がれたバルブマチック(152馬力&19.7kgm、ガソリンエンジンは出力制御に通常スロットルバルブを使うが、スロットルバルブを使うことによる吸気時の損出は意外に大きなものであるため、バルブマチックでは出力制御をスロットルバルブではなく、吸気バルブのリフト量の調整により行うことで燃費とパワーを両立している)であるが、現行ノア/ヴォクシーではほとんどのグレードにアイドリングストップが装備された。

さらに現行ノア/ヴォクシーにはエアコンの冷気を蓄える「蓄冷エバポレーター」も備えられており、夏場のアイドリングストップ時間を延長することで燃費の向上に寄与している。

トランスミッションもタイプ自体は先代と同じCVTだが、変速幅がより広いものに変更されたことも燃費向上に貢献し、アイドリングストップ付きのガソリン車のJC08モード燃費はFF車で16.0km/Lと、先代に比べ約20%向上しているだけでなく、ライバルと比べても簡易型ハイブリッドとなっているセレナのメイングレードと同等、ステップワゴンに対しても優位なものとなっている。

トヨタ ノア Si(ガソリンモデル)燃費レポート/フロントフェイス1

ガソリンエンジンを搭載する現行ノア/ヴォクシーのグレード体系は標準タイプと、ミニバン全般で人気になっているエアロパーツや大径ホイールを装備したスポーツ系に分かれるが、今回のテストではスポーツ系のノアSiの7人乗り(FF車、267万4285円、JC08モード燃費は16.0km/L)を起用した。

テストは3月24日(月)の午前中に開始し、午後6時頃に帰京するというスケジュールで行った。天候は終日晴れ、最高気温も19度と過ごしやすいコンディションで、交通状況もまずまずの流れであった。

なお、現行ノア/ヴォクシーのアイドリングストップはエアコン作動中のアイドリングストップ時間をノーマルと燃費重視のロングから選択できるが、今回のテストではノーマルを選択した。

燃費測定の基本ルール

・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用

・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行

・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定

・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行

試乗ルート1「高速道路」

トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)実燃費試乗ルート1「高速道路」

首都高速都心環状線芝公園ランプから首都高湾岸線を経由し、東京湾アクアラインから最近開通した圏央道の茂原長南インターに向かうというルート。

道路にアップダウンは少なく、流れは区間全体を通しおおよそ80km/h程度。道のりは約70km。

試乗ルート2「郊外路」

トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)実燃費試乗ルート2「郊外路」

茂原長南インターを降り、国道409号線を西に進み、交差する国道297号線を北上し、東京湾に近い千葉県市原市内の国道16号線まで向かうルート。

道路にアップダウンは少なく信号があまりない上に走行中の流れも良く、好燃費が期待できる区間と言える。道のりは約30km。

試乗ルート3「市街地」

トヨタ 新型ノアSi(ガソリンモデル)実燃費試乗ルート3「市街地」

千葉県市原市の国道16号線から国道357号線、途中から片側1車線になる国道14号線、都県境から蔵前橋通りを経由し、オートックワン編集部に戻るルート。スムースに流れることは少なく、渋滞路が多くを占める区間だ。

平均時速は15~18km/h程度で、イメージとしては混んだ東京都内の道に近い。道のりは約55km。

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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