メルセデス・ベンツ 新型 Sクラスクーペ 海外試乗レポート/桂伸一(1/3)
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- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
Sクラスクーペ、18年ぶりの復活
メルセデス・ベンツの新生「Sクラスクーペ」に試乗するため、イタリア・ピサ空港に飛んだ。トスカーナ地方の田園風景に囲まれながらフィレンツェ近郊のモーターウェイとワインディングを駆け巡るコース設定だった。
その優雅な雰囲気と流麗なスタイリングは、堂々のフルサイズだからこそ実現する伸びやかさ。名称が「CLクラス」から改められた事は、すでにCクラスにもEクラスにもクーペが存在することに合わせたもの。Sクラスクーペの名が復活するのは18年ぶりだという。
スタイリングは地元イタリア勢のなかに置くと明らかに異なる存在感を示す。SLグリルと、現行メルセデスのトレンドンであるサイドに走る上下のエッジによるキャラクターラインを持つクーペ。フロントビューは明らかにジャーマニー、と言うかメルセデス・スタイリング。一方リアビューは、スリーポインテッドスターがなければ、アメリカのラグジュアリークーペを彷彿とさせるキャラクター。
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