メルセデス・ベンツ 新型 Sクラスクーペ 海外試乗レポート/桂伸一(3/3)
- 筆者: 桂 伸一
- カメラマン:メルセデス・ベンツ日本
極上の乗り心地は、まるで羽毛の上を走る感覚・・・
メルセデス・ベンツ 新型 Sクラスクーペに採用されたこの世界初の”カーブチルティング機能”のお話は、すべてRWDモデルに限られる。という点が残念だが、一方4マチックとエアサスの組み合わせは極上の乗り味を展開する。羽毛の上を走る感触。と言えるほど路面からの衝撃を和らげ、フワッと柔らかな浮遊感。タイヤの辺りに角がなくソフトだな、と思い確認すると、ランフラットではない標準タイヤ。先のエンジニア氏曰く、今後の可能性は間違いなくランフラットだが、コンフォート性能を重視すると標準タイヤだと至極当然の事をサラッと言う。
早くもAMGモデル「S63 AMGクーペ」をラインナップ
高速巡航では排気のサウンドフラップが閉じている事と、分厚いウインドを含むボディ剛性の高さにより、ロードノイズを遮断した静粛性の高さがSクラスの車格。アクセルを踏み込みサウンドフラップが開くと、アメリカンV8サウンドが轟(とどろ)く。走行性能に関して、正直S500クーペで何の不満も要望もない。
が、上には上で、S63 AMGクーペに乗ると、別次元。装着するタイヤサイズの違いもあるが、旋回性能はさらに高く、ワンランク上の速度域での走行を可能にする。ドロドロと獰猛なV8サウンドを轟かせ、速く、鋭く、優雅に快適に移動できる上級クーペの乗り味。これはSクラス・クーペでしか得られない最大の特性である。
S500クーペは4.7リッター V8ツインターボ(455ps/700Nm)+7Gトロニックプラス(7速トルコンAT)で、エアサスが標準。ステレオカメラ他が目の役割をするマジックボディコントロール(ABC:アクティブ・ボディ・コントロール含む)はRWDにオプション設定される。
S63 AMGクーペは5.5L V8ツインターボ(585ps/900Nm)+AMGスピードシフト7DCT(7速多板クラッチ式AT)が組み合わされる。こちらはRWDにはマジックボディコントロール。4マチックにエアサスが標準になる。
日本に上陸してからカーブチルティング機能がどう評価されるのか?が今から楽しみでしかたない!
[レポート:桂伸一]
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