[3代目TT試乗]アウディの本気に、ホレた! ~アウディ 新型 TTクーペ・TTSクーペ 試乗レポート~(1/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正
そのファッショナブルさゆえ、ちょっと斜めに構えていた試乗前のワタシ
元来天邪鬼な性質だからなのか、「これは女性向けです」とか「女性のために」とか「女性目線で」なんて言われるものには斜に構えて接してしまうのが常である。そしてそんな女性はとっても多いんじゃないでしょうか。どうでしょうか。
第一この「女性」ということば一括りにされるほど、女性っていうのは画一化されていない個性をそれぞれ持ち合せているわけで、カワイイ系やらキレイ系やら言葉にするのは簡単だけど、そんな趣味嗜好のなかにも微に入り細を穿ち倒すそれぞれのコダワリなんてもんがあるから面倒な性別だ。
だから、こんなアウディの新型TTみたいな見た目もしゅっとコンパクトなオープンカーをポンと目の前に出されてですよ、「さあ女性の皆さんもオシャレに乗っていただけるオープンカーですよ」と言われたらなんとなく、イヤ~な感じになるんである。
ふざけんなコノヤロ、女性だってSUVとかハッチバックが好きなんじゃ!……ってアラなんか、女性女性とアピっておいてワイルドな言葉づかいでごめんあそばせ! いや、でもそういうちょっと過剰に反応してしまうのは習性なのかもしれず。暴言ご容赦願いたい。
これまでの歴代モデルはちょっと薄味だった・・・
そもそも試乗に乗り気じゃなかった理由として、TTの誕生にその理由があった。
1998年に初登場を果たした初代TTは、とにかくデザインにフォーカスされたモデルだった。2006年からは2代目に進化し、初代のデザインに加えてスポーツカー要素を強めていくのだが、2代目に進化してもやっぱり初代の“見た目重視”的な呪縛からは完全に脱却できずにいた印象が残る。つまり強いルックスのわりにスポーティな要素が弱く、味の薄いクルマだったように思う。
いや、それはそれで悪くない。カッコいいスタイリングのクーペ、もしくはオープンカーがガチガチすぎない普通の乗り味を持つことで、かえってTTを愛車に選んだ人も多かっただろう。
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