[試乗]ボルボ XC60 T5 AWD クラシックは熟成し尽くされた“Classic”の味わい(3/3)

[試乗]ボルボ XC60 T5 AWD クラシックは熟成し尽くされた“Classic”の味わい
ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ 画像ギャラリーはこちら

従来の2.5リッターターボにもひけをとらない[Drive-E]2.0ターボエンジン

ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ

XC60 T5 AWD Classicの車両重量は1890kgと、このクラスにしては重量級。Drive-Eの2リッターガソリン直噴ターボは、従来の2.5リッターターボよりスペックは若干低いものの、実際に乗るとその差はほとんど解らない。

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むしろ過給エンジンであることをあまり主張しない穏やかな特性は、大排気量NAのようなフィーリングだ。大男3人+カメラ機材を搭載してのワインディング走行でも力不足を感じることはないが、回転を上げてビュンビュン走るより、トルクバンドの広さを活かしたクールな走りが似合う。

シャシーはXC60史上最良の仕上がり

ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ

旧世代となるフォード系プラットフォームをもとに発展されたシャシーは、硬めでバネ下がドタバタする従来のXC60に対して、しなやかな足の動きとゆったりとしたボディコントロール、そして心地良いダルさのあるステアフィールとのバランスを得ており、前回試乗した[V70 Classic]同様に、ファイナルモデルでありつつもベストXC60と言ってもいい仕上がりだと思う。「何だ、やればできるじゃん!!」と。

あえて選ぶ価値十分なファイナルモデル[XC60 T5 AWD Classic]

ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ

もちろん長年の進化・熟成に加え、19インチタイヤ&ホイール(235/55R19)と、オプション設定される3つのドライビングモードを選択可能な[FOUR-C](Continuously Controlled Chassis Control)、さらには柔らかな革が特徴のスポーツシート(こちらもオプション)との相乗効果もあるとは思う。より穏健な(!?)18インチタイヤ(235/60R18)を履かせたディーゼル・FFモデル、XC60 D4 Classicの乗り味も気になるところだが、今回は試乗車の用意がなかった。

XC60 T5 AWD Classicの価格は、従来モデル(T5 SE)の599万円に対して、約30万円アップの629.0万円。新パワートレインと充実装備、そしてXC60集大成の走り・・・と言う意味でも、あえてファイナルモデルを選ぶ価値はあると思う。

[レポート:山本シンヤ/Photo:和田清志]

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ボルボ XC60 T5 AWD Classic[4WD] 主要諸元

ボルボXC60 T5 AWD Classic[ファイナルモデル] 試乗レポート/山本シンヤ

全長x全幅x全高:4645x1890x1715mm/ホイールベース:2775mm/車両重量:1860kg/ステアリング位置:右/駆動方式:電子制御AWDシステム(四輪駆動)/最小回転半径:5.8m/エンジン種類:[Drive-E](ドライブ・イー)インタークーラー付 ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC 16V ガソリン直噴エンジン/総排気量:1968cc/最高出力:245ps(180kW)/5500rpm/最大トルク:35.7kgf-m(350N・m)/1500-4800rpm/トランスミッション:ギアトロニック 電子制御 8速オートマチックトランスミッション/燃料消費率:12.3km/L[JC08モード燃費]/サスペンション形式:(前)マクファーソンストラット式(後)マルチリンク式/タイヤサイズ:235/55R19/メーカー希望小売価格:6,290,000円[消費税込]

※試乗・撮影車はメタリックペイント(83,000円)/FOUR-C アクティブパフォーマンスシャシー(150,000円)/本革スポーツシート(103,000円)/プレミアムサウンド・オーディオシステム/マルチメディア(120,000円)等のオプションを装着

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山本 シンヤ
筆者山本 シンヤ

自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車雑誌の世界に転職。2013年に独立し。「造り手」と「使い手」の両方の気持ちを“解りやすく上手”に伝えることをモットーに「自動車研究家」を名乗って活動をしている。西部警察は子供時代にリアルでTV放送を見て以来大ファンに。現在も暇があれば再放送を入念にチェックしており、当時の番組事情の分析も行なう。プラモデルやミニカー、資料の収集はもちろん、すでにコンプリートBOXも入手済み。現在は木暮課長が着るような派手な裏地のスーツとベストの購入を検討中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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