思わず見惚れる”綺麗”なクルマ、ボルボ 新型「S90」「V90」に初試乗(1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林岳夫/ボルボ・カー・ジャパン
新世代ボルボ、第二章の幕開け
XC90から始まった新世代ボルボ、その第二章がいよいよ始まる。2017年2月22日に発表されたボルボ 新型S90・V90は、新プラットフォーム「SPA」(SCALABLE PRODUCT ARCHITECTURE)や新パワートレイン「Drive-E」、そして全く新しいデザインなど、全てを自社で独自開発したニューモデルだ。いち早く試乗の印象をレポートしてくれたのは、モータージャーナリストの今井優杏さん。エレガントなセダンのS90と、スタイリッシュなステーションワゴンのV90、2つの最新ボルボの魅力について、女性ならではの視点も交えじっくりと語ってくれます。
匂い立つようなエレガントさにうっとり
本当に綺麗。それが率直な感想。
ボルボの新しい4ドアセダン「S90」と、ステーションワゴンの「V90」だ。
威風堂々たるたっぷりしたボディサイズなのに、どこも間延びせず粗野なところがなく、中性的な淡麗辛口にきゅっとまとめ上げて、さらにエレガンスまで香らせる。その手法の鮮やかなこと! おもわずうっとりと見惚れてしまうほどに、独特のムードが匂い立つようだ。正直言ってこのオーラは、写真で見るより実物の方が数倍素敵なので、是非お近くでご覧いただきたい。
先に発売され、瞬く間に人気SUVのうちの一台に駆け上がった「XC90」然り、ここのところのボルボのデザイン力にはどれも目を見張るけれど、コチラもまた凄い。
XC90から始まった新世代ボルボデザインをうまく踏襲させつつも、S90は清楚に、V90は精悍に。セダンとステーションワゴン、それぞれにきっちりと新たな個性が与えられている。
文系クルマ好きをキュンキュンさせちゃう、ステキなサイドストーリーの数々
たとえばエクステリア。
シンプルなライン構成に見えるけれど、新型S90・V90ともにリアフェンダーあたりにグラマラスな曲線でなめらかな張り出しをつくり、ただシンプルなだけではない柔らかさを醸す。かと思えば、大径タイヤを採用して、足元をきゅっと引き締める。この甘×辛のバランスが、ナヨっとしすぎずゴツっともしない、絶妙の立ち位置を決定しているように感じる。
サイドビューでは、Bピラーからリアドアにかけて、そしてリアエンドに、かの「黄金比」が取り入れられているというのだから、この美しさは計算済みというわけだ。
それにしても、クルマづくりにアートの理論を当てはめるなんて、とても北欧らしいエピソードで素敵。XC90から新しい世代のボルボのアイコンになったヘッドライトは、北欧神話に出てくる雷神・トールの持つハンマーがモチーフだというし、文学とアートが背景に横たわっているなんて、それだけで文系クルマ好き(けっこういますよね)がキュンとしちゃうようなストーリーだと思う。
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