ボルボ 新型V60試乗|ステーションワゴンの王道をゆく力作、これは名車“850”の再来だ!(1/4)
- 筆者: 山本 シンヤ
- カメラマン:小林 岳夫
ボルボの国内販売台数は右肩上がりに成長中
2017年、日本での輸入車販売が20年ぶりに30万台を超えた。その中でも販売を右肩上がりで伸ばしているのはボルボである。
振り帰ること8年前の2010年、ボルボは深刻な経営難から中国の浙江吉利控股集団(以下吉利)に売却された。しかし、吉利は「金は出すが口は出さない」と言う方針でボルボの独自性を尊重したと言う。
年間生産規模は約50万台と世界の自動車メーカーに比べれば規模は小さいが、そんな中で生き残るために選んだのは「選択と集中」であった。
そこで生まれたのが、新パワートレイン「Drive-E」と新プラットフォーム「SPA(スケラブル・プロダクト・アーキテクチャー)/CMA(コンパクト・モジュール・アーキテクチャ)」だった。
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これらのアイテムと北欧を強調した内外装デザインを身に纏ったのが「次世代ボルボ」と呼ばれるモデルである。2016年に登場したXC90から始まり、V90/S90、XC60、XC40が投入。
どのモデルも高い評価で、XC60が日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞したのを皮切りに世界のカーアワードを総ナメに。さらに2018年12月には、2年連続でXC40が日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
もちろん販売も右肩上がりで、世界の累計販売台数の更新はもちろん、2018年の日本国内における年間受注台数も2万台を超えたと発表された。
我々の記憶に残るボルボの王道、あのステーションワゴンが帰ってきた
現在、日本のボルボの主力となっているのは、モデル末期ながら高い人気を誇るV40とクロスオーバーSUVのXCシリーズだが、ボルボと言ったら「ステーションワゴン」を忘れてはいけない。
240、740、850、V70……と過去のモデルを振り返ると、我々の記憶に残っているのはステーションワゴンの姿である。特に1992年に登場した850は「ボルボ=安全」に加えて「ボルボ=スポーティ」と言うイメージを植え付け、スバル・レガシィと共にステーションワゴンブームの火付け役となった存在だ。
そんな850の再来……と言っていいモデルが2代目となる新型V60である。
新型V60は単なる世代交代ではなく、スポーティな走りが魅力だったスポーツツアラーの初代V60と、四角いボルボを継承していた850・V70のコンセプトを融合。ズバリ、ステーションワゴンの王道と言っていい「スポーティで実用的」なキャラクターなのだ。
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