ボルボ V60・S60 特別仕様車「T4 R-デザイン プラス」「ラグジュアリー エディション」試乗レポート/松下宏(1/4)
- 筆者: 松下 宏
- カメラマン:島村栄二
超・お買い得なS60・V60特別仕様車、第二弾「T4 R-DESIGN PLUS」が登場
ボルボの60シリーズ「S60」「V60」に2タイプの特別仕様車が設定されている。ともに割安感を訴求した特別仕様車で、好調な売れ行きを見せているとのこと。2台の特別仕様車をチェックした。
ボルボの60シリーズは、昨年発売された2014年モデルで外観デザインの変更や先進安全装備の進化など、大幅なマイナーチェンジを実施している。さらに今年に入ってドライブEと呼ぶ新パワートレーンを搭載したT5系のモデルを発売した。さらに1.6リッターの直噴ターボ仕様エンジンを搭載する「T4」系のモデルに相次いで特別仕様車を設定した。
試乗したのは「V60 LUXURY EDTION(ラグジュアリー エディション)」と「S60 T4 R-DESIGN PLUS(アール デザイン プラス)」の2台で、 別の機会にこの組み合わせの裏番組となる「V60 T4 R-デザイン プラス」と「S60 ラグジュアリー エディション」にも試乗している。
売れ行き好調な「LUXURY EDTION」
まずはV60 ラグジュアリー エディションから紹介しよう。これは5月23日に発売し、 好調な売れ行きを示しているというモデルだ。
ベースグレードは「V60 T4 SE」(4,412,572円:消費税込み、以下同)で、これに加えられた特別仕様の中身は、25万円強のレザー・パッケージ、20万円強のセーフティ・パッケージ、そして3万円強の PCC+キーレスドライブで、合計すると50万円弱に相当するオプション装備が追加されている。
60シリーズでは10項目の先進安全装備をセットにしたセーフティ・パッケージがオプ ション設定になっているが、購入するユーザーのほぼ全員が装着しているので、 この特別仕様車では最初から装備しておこうとしたわけ。PCC+キーレスドライブについても同様だ。
本革シートには好き嫌いもあるが、輸入車を買うユーザーでは選択する人が多い装備。しかもボルボ 60シリーズの本革シートは柔らかなタッチでなかなか座り心地が良い。これらをまとめて装備した特別仕様車だ。
にもかかわらず、価格はベース車から約22万円も安い419万円(S60 ラグジュアリーエディションなら399万円)と、400万円前後の価格が設定されているのだ。定価を基準に考えると、トータルで約70万円も買い得になる計算だから、売れて当然といえば当然である。
ボルボが60シリーズにラグジュアリー エディションを設定にした背景には、フルモデルチェンジした「メルセデス・ベンツ Cクラス」に対して先手を打つという意図や、あるいは消費税増税後の販売の落ち込みを防ごうという意図などがあったのだと思う。充実した装備に加え、思い切って割安感を訴求する価格設定によって、そうした意図を達成することができ、良く売れたのだと思う。
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