ボルボ V40 CROSS COUNTRY T5 AWD[2015年モデル/Drive-E] 試乗レポート/今井優杏(1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:阿部昌也
V40クロスカントリーが新パワートレイン「Drive-E」を得てさらに進化した!
そろそろシーズンも終盤に入ってきたけれど、リアルに四輪駆動をクルマ選びの最重要ポイントにしているスノー系レジャー愛好家の皆さん(もしくは雪国生活者の皆さん)には、来るべき来年の良きスノーライフのためにも是非このクルマに注目してもらいたい。特に「ヨンクだからってあまりにオトコ臭いクルマはヤダし~、普段は街でも乗るんだから、オシャレじゃなきゃ買いたくない!」なんて人はもう、販売店にソッコーで駆け込んだほうがいいと思う。だって今回のコレ、200台の限定発売。ホンキで欲しい人には急いでもらいたいのだ。
ボルボのV40 Cross Country T5 AWD 2015年モデルである。
え?それならもうずいぶん前から知ってるって?
それが違うんですよ。名前こそ以前に発表された同モデルと一緒なのでちょっと混乱しがちなんだけど、先代の2リッター5気筒ターボエンジン+トルコン式6速ATに代わり、今回の限定車にはボルボが社運を賭けて…と表現したっていいくらいに気合(と約320億円!という巨額の設備投資)を投入し、イチから自社で生産を始めた新パワートレーンシリーズ“Drive-E(ドライブ・イー)”の新開発2リッター 直噴 直4ターボエンジン+8速ATが搭載されているのだ。
とはいえ、この新エンジン自体はすでにV40ファミリーのラインナップに加わっている「V40 T5 R-DESIGN」にも採用されているモノと同型なのだけど、今回のニュースとしてはV40 Cross Country T5 AWDの名の通り、AWD、つまり四輪駆動が組み合わされたこと。
繰り返すようだがこれで新パワートレーンDrive-Eの高効率で低燃費な走りを、四輪駆動でも楽しめるようになった、という喜ばしいニュースなのだ。
日本におけるドル箱モデル「V40」シリーズ
そもそも北欧仕込みのそこはかとないオシャレさに加えて、リアルに都会でツカえるコンパクトなサイズ感がウケ、発売以来ものすんごい存在感を出したボルボのV40は、今までボルボなんて眼中にもなかった層にも存在感を示すドル箱モデルに成長している。
このサイズ感からか国土の狭い日本でのV40販売数は、本国でのそれをもはるかに凌ぐといわれているほど。しかしそれも納得なのだ。
私事だが今の愛車を選ぶとき、最後まで候補に残ったのがこのV40だった。他の欧州各社にはない、ストーリー性の高いロマンティックな内装はやはり北欧独特のものだったし、もちろんエクステリアの、主張しすぎないのに大人っぽいセンスの薫るシックさにも惹かれた。同じようにV40に“他のクルマにはない魅力”を感じて、購入に至ったオーナーはとても多いのではないかと察する。
[V40 Cross CountryはV40シリーズの魅力をさらに高めた・・・次ページへ続く]
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