甲州ワインの底ヂカラ、知ってますか? ~「ボルボ V40」2015年モデルで巡る山梨ワイナリーの旅~(5/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:小林岳夫
フレンチオークの樽で醗酵・貯蔵された特別なワインたち
たっぷりとNEW ボルボ V40を味わったあとは、お待ちかねのワインのお勉強の時間だ。
日本固有種である甲州種を一流のワインにするために多大な苦労をされた三澤社長だが、現在は赤・白・ロゼ・スパークリングとさまざまなワインの製造に取り組んでおられる。国際機関(O.I.V:The International Organisation of Vine and Wine ~国際ぶどう・ぶどう酒機構~)に甲州種が登録されたことにより国際的に価値が認められ、今や輸出もされて、権威ある賞を海外で獲得するなど評価も高い。
もともとは日本酒の蔵だったという、赴きある「ミサワワイナリー」の建物の中を見学させていただく。別棟で製造されたワインは、この蔵の中でその性格に合った樽に詰められ、熟成されるのだそうな。
部屋に入るたびに芳醇でフレッシュなワインの香りがふわっと体中を包み込む。その美味しそうないい香りに、思わず頬が緩んでしまうのであった。
個性豊かなグレイスワインをテイスティング
そうして期待に胸ふくらませたテイスティングタイムの素晴らしかったこと!
試飲は三種の白ワイン、そして2種の赤ワインの計五種。白ワインではフレッシュな酸味のある「グレイス茅ヶ岳」が日本では人気があり、そしてコクのある「グレイス グリド甲州」はアジアで人気だそうだ。フレンチオークの樽で醗酵させた「甲州 鳥居平畑プライベートリザーブ」はややコックリした透明な茶色で、程よいオークの香りが素晴らしい。ああ今飲みたい。
赤ワインでは「グレイス メルロ」の2012年をいただいた。2012年は甲州ワインにとって当たり年で、素晴らしい葡萄が獲れたのだという。スッキリ爽やかな飲み口がいい意味で赤らしくないキレのある味わいだ。同じく2012年の「キュヴェ三澤」は社長の名を冠した特別なワイン。これはもう、深みもあってまったりと薫り高い正統派ワインといった趣。是非ラム肉なんかと味わってみたかった。
和食との豊かなマリアージュこそ甲州ワインの真骨頂
その後、社長夫人であるマダム三澤の手料理でランチとなるのだが、ここでは珍しい辛口ロゼワイン「グレイス ロゼ」がコーディネートされた。
お野菜や近隣で採れる山菜、またさっき訪れた葡萄畑に実っていた葡萄の花穂など、都会に住んでいたら出会えないような珍しい食材が並ぶ。
メインはつけ麺風のほうとう、”おざら”で、きのこと山菜のお出汁がコシのある平打ち麺風のほうとうに絡んでとても豊かな味がした。
そして繊細なそれらの料理を引き立ててくれたのは、キリっと鋭い辛さのロゼワイン。買って帰らなかったことを心から後悔している。
どれか一本、といわれたら、このロゼをおすすめしたいくらいだ。淡いピンクも愛らしいし。
新パワートレイン搭載のT5 クロスカントリー(の快適な後席)でいつしか夢見心地・・・
さて、ここからはちょっと余談になるが(って言ったら運転してくれたT編集部員ゴメンナサイなのだけど、えへへ)、帰りは2.0リッターターボエンジンのパワートレーン“T5”を搭載した「V40 Cross Country T5 AWD」の、後部座席にチンと乗せてもらって帰った。
■別の機会に今井優杏さんが乗って試した「V40 Cross Country T5 AWD」詳細レポートはこちらをチェック!
改めて思ったけど、ボルボの後部座席のややバケット状になったシート形状は本当に疲労感の少ないもの。運転席以外に座ったらだいたい腰を痛くしてしまう私でも、ボルボだけは大丈夫なんである。ただし、タイヤの真上に座るからか、後席はけっこうロードノイズを感じてしまった。よって前席との親和性は意外にも低い。後輪タイヤハウスあたりには遮音材を追加してもいいかもしれない。
……なんていいながら、程よいワインの酔いで、そのロードノイズさえも子守唄になってしまったのはここだけの話である。
[レポート:今井優杏/Photo:小林岳夫]
※画像をクリックすると、より詳細な情報をチェックできるフォトギャラリーページへとジャンプします。
◎中央葡萄酒株式会社 三澤農場・グレイスワイナリー
■住所:山梨県北杜市明野町上手11984-1
■電話:0551-25-4485
※明野・ミサワワイナリー「プレミアム ワイナリーツアー」はグレイスワインWebサイトもしくは電話にて要予約。2名以上で開催。予約は3営業日前までとのこと。
【注記:葡萄畑や周辺道路など、三澤農場へ一般車両・人が無断で入場することは通常全て禁止されています。本記事内の「三澤農場」「ミサワワイナリー」における画像は、全て中央葡萄酒(株)の許可を得て撮影されたものです。】
「ボルボ V40 Ocean Race Edition(オーシャンレースエディション)」主要諸元
ベースグレード:/ボルボ V40 T4 SE レザーパッケージ(3,860,000円)/全長x全幅x全高:4370x1800x1440mm/ホイールベース:2645mm/乗車定員:5名/車両重量:1440kg/エンジン種類:インタークーラー付ターボチャージャー 直列4気筒 DOHC 16V 直噴ガソリンエンジン/総排気量:1595cc/最高出力:180ps(132kW)/5700rpm/最大トルク:24.5kg-m(240N・m)/1600-5000rpm/トランスミッション:ギアトロニック 6速 デュアルクラッチトランスミッション(湿式)/燃料消費率:16.2km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:205/50R17/車両本体価格:3,980,000円[消費税込み]/限定販売台数:300台
◎関連記事:
■ボルボ V40に特別限定車「V40 Ocean Race Edition(オーシャンレースエディション)」登場[2015年3月31日]
■特別装備:専用ボディカラー:オーシャンブルーメタリックII、クリスタルホワイトパール/専用エンブレム(フロントフェンダー左右)/スペシャルデザインアルミホイール 7.0Jx17“Portunus”ダイヤモンドカット/ダークグレー、205/50R17タイヤ(最小回転半径5.2m)/専用本革シート(チャコールまたはブロンド)※一部テキスタイル使用/専用アルミニウムパネル(専用ロゴ入り)/専用フロント・スカッフプレート(ボルボ・オーシャンレースロゴ入り)/専用オレンジステッチ&ロゴ入りフロアマット/「Volvo Sensus」起動時、ボルボ・オーシャンレースロゴ表示/パノラマガラスルーフ/フロントパワーシート/歩行者エアバッグ/PCC キーレスドライブ
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。