フォルクスワーゲン ゴルフカブリオレ 海外試乗レポート/小沢コージ(4/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
“ナンパ”というより“出来杉君”だった
というわけで、新型カブリオレ。
見た目のスタイリッシュさもさることながら、相変わらずのマジメっぷりに驚きだ。実用性の高さ、耐久性の高さ、乗り味の高さは世界トップクラス。
ナンパへ転向というより「出来杉君」。文武両道、見た目も中身も優秀なのである。ちょっとイヤミなくらいだが、本当だからしょうがない。
だが、それまた時代だろう。
前述の通り、初代カブリオが出た時は、こんなに使える4シーターオープンはほとんどなかった。
ところが2000年以降、遮音性、耐候性の高い電動ハードトップオープンは当たり前になり、フル4シーター、それもキッチリとリアに大人が長時間座れるモデルが増えた。
それは特に華やかなフランス車に多く、ざっと上げるとプジョー207CC&307CC&308CCにルノー・メガーヌCC、同じドイツ勢では日本で人気のミニ・コンバーチブルもある。
いつの間にか、手頃な4シーターオープンは群雄割拠の時代を迎えていたわけだ。
そこに“元祖”であるゴルフ カブリオレが登場。
当然ナンバーワンとしてのプライドもあったし、デザインだけでなく、性能でもブッチギリでなければ、ブランド・ロイヤリティは保てないと踏んだのだろう。
しかも10数年前、実際ゴルフ カブリオレは「値落ちしないクルマ」として有名だった。
10年落ちでも、楽勝で100万円オーバー。ロングセラーぶりからも分かるように、長々とアドバンテージを保っていた。
今回も、VWは“ゴルフ カブリオレ神話”を保ちたかったはず。だからこれだけ全方位的に力の入った新型となった。
日本導入は年内の予定。価格は400万円前後と目されるが、長く乗れて、しかも結構な値段で売れることを考えると、まったく持って高くない買い物なのであ~る!
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