フォルクスワーゲン ゴルフカブリオレ 海外試乗レポート/小沢コージ(2/4)
- 筆者: 小沢 コージ
- カメラマン:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
サントロペが似合うムードに
試乗の舞台は、なんともイヤらしい大人オーラを放つ、南仏ニースに近い世界の保養地サントロペ。
個人的にはカトリーヌ・ド・ヌーブとかブリジッド・バルドーとか、適当言うと『エマニエル夫人』な若干エロなイメージで、これまたゴルフ カブリオレの変貌を思わせる。
やっぱり、“軟派”転向か?
現物を見て、まず驚くのはそのスタイリッシュぶり。
ベースは当然“史上最強のゴルフ”こと現行ゴルフⅥだが、サイズは全高4,250×全幅1,780×全高1,420ミリで、ベース車より40ミリほど長いが、65ミリも低い。
その上、同じくゴルフをベースに数年前に出た先輩こと「イオス」より全長が17センチも短い。
具体的にフロントウィンドウはより寝かされて短くなっており、リアも驚くほど寝ている。
空力はともかく、室内の広さはこんなんで大丈夫か?と思いきや、心配ご無用。その為のソフトトップ採用だった。というのも少し考えれば分かるが、流行りのハードトップに比べてよりコンパクトに素早く畳めるのだ。
事実、新型カブリオレの電動開閉は実に「9秒」!
恐ろしく速い上に、折り畳んでもリアシートの頭の後ろに小さく収納できる。おかげで全長をイオスより短くすることができたわけだ。
しかも、今のソフトトップは耐候性が悪いわけがないから、初代より少ない3層構造でも雨はもちろん、音や振動の進入も十分防げる。
オマケに今回は布でありながら、縫い目の形状を工夫して、レインレールとなるようになっているから、雨の日の降りかかりも少ない。
唯一、運転席に座っていると、屋根を閉じた時の天井の低さが気になるが、それでも最近のハードトップオープンの“CC系”ほどは気にならないし、すぐに慣れる。
それ以上に、リアシートの広さは驚異的だ。
身長176センチの私が前に座ったポジションで、リアにも座れる。背もたれは多少立っているが、足元は十二分に広い。トランクも、屋根を開けてようが閉めてようが容量が250リッターもあり、車内持ち込み用トランクが縦に2つ並べて入るのには驚いた。
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