トヨタ 新型プロボックス/サクシード ハイブリッド 試乗|毎日使う商用車にこそ“エコ”を!(3/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:島村 栄二・トヨタ自動車
新型プロボックス/サクシード ハイブリッド 室内の使い勝手・居住性は
インパネの造り込みが凄いプロボックス/サクシード
内装に目を向けると、新型プロボックス/サクシードはインパネの造りが巧みだ。メーターは見やすく、左端のエアコンスイッチにも手が届きやすい。多少慣れれば手探りでも操作できる。
さらに、スマートフォンなどが入るマルチホルダー、1リットルの紙パックドリンクも収まるセンタートレイ、A4サイズのノートパソコンや弁当を置ける引き出し式のインパネテーブルも備わる。運転席に座った状態でデスクワークが行えて、リクライニングの最大角度は76度だから、休憩も取りやすいように配慮した。商用バンだから当然だが、ビジネスでの使い勝手を真剣に考えて開発されている。
運転席のシートヒーターはメーカーオプションだが、8100円と安い。
ワゴン車「カローラフィールダー」との違いは後席の造り
カローラフィールダーのようなコンパクトなワゴンと明らかに違うのは、後席のスペースだ。
4ナンバーの商用車は、税金が安い代わりに、後席よりも荷室の面積を広く確保せねばならない。従って後席の取り付け位置は前寄りで、背もたれの角度が直立する。そのためにプロボックス/サクシードに身長170cmの大人4名が乗車すると、後席に座る乗員の膝先には、握りコブシが1つ収まらない。
それでも前席の下側に十分な空間があって足が入りやすいから、片道30分程度の移動であれば大人4名の乗車も可能だ。
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